「Spice飯店」の豆皿スパイスつまみ
フレッシュな美味しさ"タコとシャインマスカットのねぎ醤油和え"

フレッシュな美味しさ"タコとシャインマスカットのねぎ醤油和え"

どちらも大好物だけれど、まさか合わせていいとは思いもよらない奇跡のコンビネーション。味わいも食感も別もののタコとシャインマスカット、2つの素材をつなぐ“ねぎ醤(ジャン)”の包容力に注目!スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。

タコとシャインマスカットのねぎ醤油和えのつくり方

ネギのオイル感でマスカットの果汁が乳化され、タコと柔らかくなじんでひとつながりに調和。ナンプラーの旨味がきいたほどよい塩加減も絶妙。餃子のタレや蒸し鶏、ゆで海老、帆立のカルパッチョのソースにも応用がきく。

おいしく飲むコツ
シャインマスカットのシーズン外なら、他のフルーツで代用しても。りんごや梨、八朔など、青っぽい香りの果物と相性がよい。ワインはしっかりした果実感があり、トロピカルフルーツ系の香りがある南仏の白がおすすめ。

材料材料 (2人分)

たこ100g(ゆで)
シャインマスカット100g
★ ねぎ醤大さじ3(つくりやすい分量)
・ 長ねぎ1本分(みじん切り)
・ 生姜8g(みじん切り)
・ サラダ油150g
・ 鶏ガラスープの素小さじ1
・ ナンプラー小さじ1
・ 米酢大さじ1
アーモンド8個分(粗めに刻む)

1素材をカットする

たこはぶつ切りに、シャインマスカットは皮ごと縦半分に切る。

2ねぎ醤をつくる

分量のサラダ油をフライパンに入れ、煙がうっすらと立つくらいまで温める。ボウルにねぎ、生姜を入れた上から油をジャッと注いで香りを立たせ、冷めたら残りの材料を加えて混ぜる。

3仕上げ

1を2で和えて器に盛り、アーモンドを散らす。

完成

教える人

岡本大佑「スパイス飯店」店主

岡本大佑「Spice飯店」店主

おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。

外観
「西荻窪駅」の南口から出て、まっすぐ住宅街を進むと現れる、スパイスの看板が目印。2019年2月開店。
店内
全11席(カウンター7席)。カード可。禁煙。平均予算5,000円~。ビール600円~、日本酒は800円~、グラスワイン800円~、ボトルワイン3,500円~。日本酒は燗に向くどっしり系、ワインはナチュラルワイン中心。

店舗情報店舗情報

Spice飯店
  • 【住所】東京都杉並区西荻南2‐19‐5
  • 【電話番号】03‐4400‐7785
  • 【営業時間】17:00~23:00(閉店)、土日祝は15:00~22:00(閉店)
  • 【定休日】火曜ほか不定休あり
  • 【アクセス】JR「西荻窪駅」から5分

文:堀越典子 撮影:竹之内祐幸

堀越 典子

堀越 典子 (ライター)

千葉県出身。武蔵野音楽大学卒業後、ピアノ講師→音楽系出版社→編集制作会社勤務を経て独立。気がつけば、もっぱら酒食部門担当のライターに。dancyuをはじめ雑誌、PR誌、WEB媒体に食・酒・旅まわりの取材記事を寄稿。大好物はスペイン。サンティアゴ巡礼路歩きが15年来のライフワーク。