季節の「引き算」料理
ホクホクでジューシー!"かぼちゃの味噌風味挽き肉詰め焼き"
かぼちゃの味噌風味挽き肉詰め焼き かぼちゃの味噌風味挽き肉詰め焼き

ホクホクでジューシー!"かぼちゃの味噌風味挽き肉詰め焼き"

みっちり詰まった挽き肉だねは、味噌の効果でジューシーに。かぼちゃはオーブンで焼くことでホクホクに仕上がり、皮ごと食べられるので無駄なく手間も少ない美味しいおかずです。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“かぼちゃの味噌風味挽き肉詰め焼き”のつくり方

肉がジューシーに仕上がるのは、味噌の麹効果。オーブンで焼くことで、かぼちゃがホクホクの仕上がりに。

材料材料 (4人分)

かぼちゃ1/2個(約800g)
サラダ油適量
★ 挽き肉だね
・ 鶏挽き肉200g
・ 長ねぎ大さじ3(みじん切り)
・ 生姜少々(すりおろし)
・ 味噌大さじ1と1/2
・ 酒大さじ2
・ 水大さじ2
・ 片栗粉大さじ1
・ 生きくらげ30g(みじん切り、乾燥ならば5gをもどして使う)

1かぼちゃの下準備

かぼちゃは皮のまま洗ってスプーンで種、ワタを取り出し、水気を拭く。切り口を下にして包丁で皮の表面に4~5カ所、切り込みを入れる。

かぼちゃの下準備
かぼちゃの下準備
全体にサラダ油を薄く塗る。こうするとかたい皮まで火が通りやすくなる。

2挽き肉だねをつくる

ボウルにきくらげ以外の挽き肉だねの材料を入れて手でよく混ぜる。

挽き肉だねをつくる
挽き肉だねをつくる
粘りが出たらきくらげを加えてよく混ぜる。

3詰めて焼く

かぼちゃに挽き肉だねを詰め、アルミホイルを少しもんで天板に置き、その上に安定よくのせる。

詰めて焼く
完成
完成
挽き肉だねにきくらげを加えると歯ごたえのアクセントになります。オーブンでじっくり火を通すから皮ごと食べてOK。無駄のない賢いおかずです。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、四季dancyu 「秋のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のレシピ
四季dancyu 秋のレシピ
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833480536
2021年09月13日発売/1,100円(税込)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。