「Spice飯店」の豆皿スパイスつまみ
とろける美味しさ"無花果(いちじく)春巻き"

とろける美味しさ"無花果(いちじく)春巻き"

斬新な具材の合わせ技で“あっ”と驚く春巻きです。いちじくと生ハムは、どちらも温めることでスイーツのような甘味が増し増しに。スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。

無花果春巻きのつくり方

春巻きがこんなに簡単につくれることに感動!生ハムの塩気があるので、調味料なしで味がぴたりと決まる。熱でねっとりと甘味を増したいちじく、生ハムの熟成の旨味、五香粉の甘い香りが三位一体。

おいしく飲むコツ
春巻きの皮はきつく巻きすぎず、ふんわり空気を入れながら巻いて、サクサクの食感に。ワインは土や根菜のニュアンスがあるロワールのガメイがはまり役。

材料材料 (2人分)

いちじく1個
春巻きの皮2枚
生ハム2枚(20g)
水溶き薄力粉適量
揚げ油適量
五香粉適量
バルサミコ酢適量

1いちじくをカットする

いちじくの皮をむき、縦4等分に切る。

2巻く

春巻きの皮の手前に生ハムを1枚広げ、いちじく2切れを置き、五香粉をふって手前から折りたたむように巻き、巻き終わりを水溶き薄力粉で留める。もう1枚も同じように巻く。

巻く

3揚げる

200℃の油で2の両面を1分ずつ揚げる。きつね色になればOK。

4仕上げ

3を2等分に切って器に盛り、切り口にバルサミコ酢をふる。

完成

教える人

岡本大佑「スパイス飯店」店主

岡本大佑「Spice飯店」店主

おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。

外観
「西荻窪駅」の南口から出て、まっすぐ住宅街を進むと現れる、スパイスの看板が目印。2019年2月開店。
店内
全11席(カウンター7席)。カード可。禁煙。平均予算5,000円~。ビール600円~、日本酒は800円~、グラスワイン800円~、ボトルワイン3,500円~。日本酒は燗に向くどっしり系、ワインはナチュラルワイン中心。

店舗情報店舗情報

Spice飯店
  • 【住所】東京都杉並区西荻南2‐19‐5
  • 【電話番号】03‐4400‐7785
  • 【営業時間】17:00~23:00(閉店)、土日祝は15:00~22:00(閉店)
  • 【定休日】火曜ほか不定休あり
  • 【アクセス】JR「西荻窪駅」から5分

文:堀越典子 撮影:竹之内祐幸

堀越 典子

堀越 典子 (ライター)

千葉県出身。武蔵野音楽大学卒業後、ピアノ講師→音楽系出版社→編集制作会社勤務を経て独立。気がつけば、もっぱら酒食部門担当のライターに。dancyuをはじめ雑誌、PR誌、WEB媒体に食・酒・旅まわりの取材記事を寄稿。大好物はスペイン。サンティアゴ巡礼路歩きが15年来のライフワーク。