斬新な具材の合わせ技で“あっ”と驚く春巻きです。いちじくと生ハムは、どちらも温めることでスイーツのような甘味が増し増しに。スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。
春巻きがこんなに簡単につくれることに感動!生ハムの塩気があるので、調味料なしで味がぴたりと決まる。熱でねっとりと甘味を増したいちじく、生ハムの熟成の旨味、五香粉の甘い香りが三位一体。
いちじく | 1個 |
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春巻きの皮 | 2枚 |
生ハム | 2枚(20g) |
水溶き薄力粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
五香粉 | 適量 |
バルサミコ酢 | 適量 |
いちじくの皮をむき、縦4等分に切る。
春巻きの皮の手前に生ハムを1枚広げ、いちじく2切れを置き、五香粉をふって手前から折りたたむように巻き、巻き終わりを水溶き薄力粉で留める。もう1枚も同じように巻く。
200℃の油で2の両面を1分ずつ揚げる。きつね色になればOK。
3を2等分に切って器に盛り、切り口にバルサミコ酢をふる。
おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。
文:堀越典子 撮影:竹之内祐幸