季節の「引き算」料理
こっくり甘辛い"鶏つくねの甘辛照り焼き"

こっくり甘辛い"鶏つくねの甘辛照り焼き"

使い慣れた調味料のみ!直球の甘辛味でふんわり優しい食感の鶏つくねを召し上がれ。しかも家庭でもつくりやすいようにフライパンで調理します。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“鶏つくねの甘辛照り焼き”のつくり方

醤油にみりんと砂糖でつくる直球の甘辛味は文句なしのおいしさ。ご飯が止まりません。

材料材料 (2人分)

★ 挽き肉だね
・ 鶏挽き肉250g
・ 長ねぎ大さじ3(みじん切り)
・ 生姜小さじ1/2(すりおろし)
・ 酒大さじ2
・ 醤油小さじ1
・ 片栗粉大さじ1/2
サラダ油小さじ1
大さじ2
★ たれ
・ 醤油大さじ2
・ みりん大さじ2
・ 砂糖大さじ1/2~1
★ ししとう焼き*1
・ ししとう4本
・ サラダ油小さじ1
★ みょうがの甘酢漬け*2
・ みょうが2個
・ 酢大さじ3
・ 水大さじ1と1/2
・ 砂糖大さじ1
・ 塩少々

*1:フライパンにサラダ油を熱して強めの中火で焼きつける。
*2:みょうがは縦半分に切り、塩小さじ1/2(分量外)をまぶして1分ほどゆでる。ボウルに残りの材料を入れて混ぜ合わせ、みょうがを加えて冷ます。

1挽き肉だねをつくる

ボウルに挽き肉だねの材料を入れて手で混ぜる。粘りが出るまでよく混ぜ、4等分にする。

挽き肉だねをつくる
挽き肉だねをつくる

2形づくる

水で濡らした手で生地を持ち、竹串2本に巻きつけるようにして棒状に形づくる。

形づくる

3焼く

フライパンにサラダ油を熱してつくねを入れ、中火で2~3分焼き、裏に返して同様に焼き、蓋をして弱火で2~3分蒸し焼きにする。

焼く

4仕上げる

酒をふり入れてたれの材料を加え、スプーンでたれをかけながら、とろりとするまで煮詰める。器に盛ってししとう焼き、みょうがの甘酢漬けを添える。

仕上げる
仕上げる
フライパンを揺すりながら、たれを全体にからめます。醤油の香りが立ち、とろりと照りが出たたれが全体にからまったら出来上がり。七味唐辛子をピリッときかせるのもおすすめです。
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、四季dancyu 「秋のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のレシピ
四季dancyu 秋のレシピ
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833480536
2021年09月13日発売/1,100円(税込)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。