フルーツの甘酸っぱさが、調味料のような役割に。季節の青魚とフルーツという、新鮮で驚きのある組み合わせも、魔法のたれが取り持つことですんなりつながって、驚きのおいしさに。柔軟な発想を持った東京・飯田橋にある酒場「ル ジャングレ」の有澤貴司シェフらしい、ユニークな組み合わせの豆皿つまみレシピです。
シャクッとした梨にいわしがまとわりついて、噛むほどに味にまとまりの出る不思議なおいしさ。魔法のたれの甘い醤油味が全体をつなぐ。
いわし | 2切れ(刺身用) |
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梨 | 2切れ |
魔法のたれ | 小さじ2 |
塩 | 少々 |
レモンの皮 | 少々(すりおろす) |
梨は皮をむき、食べやすい大きさに切って器に盛る。
梨の上にいわしをのせ、塩をふる。
たれを全体にかけ、レモンや柑橘系のフルーツの皮をかけて完成。
ホテルのフレンチや、東京・西麻布にあるフレンチレストラン「OHARA ET CIE」などを経て、27歳のときに学芸大学で「ワイン酒場booze」を開店し大繁盛店に。その後、2016年に飯田橋に場所を移し、ナチュラルワインと日本酒が充実した「ル ジャングレ」を開店。ジャンルレスの料理と心地よい空間に、多くの人が魅了されている。
文:浅妻千映子 撮影:竹之内 祐幸