秋の深まりとともに美味しくなる、青菜の蒸し煮です。カリカリのカンパーニュに、ジューシーな春菊の芳醇な香りが見事に調和します。にんにくは包丁の腹で潰してごろっと、食感のアクセントにも。秋のおいしさをストレートに伝えてくれるレシピを堤人美さんに教えてもらいました。
春菊をさっとオイルで蒸し煮にしたもの。にんにくの香りと春菊の香気とともにカンパーニュの上にのせていただきましょう。食べやすくなるだけでなく、一層味わいが深まります。
春菊 | 1束 |
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にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
水 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/4 |
胡椒 | 少々 |
カンパーニュ | 適量 |
にんにくは包丁の腹などでつぶす。
春菊は洗い、水気がついたままフライパンに入れる。オリーブオイルと水、塩、胡椒、1のにんにくを加え、蓋をしたら強めの中火で蒸す。蒸気が出てきたら弱めの中火にし、さらに3分ほど蒸す。途中一度、上下を返す。
器に盛り、軽く焼いたカンパーニュとともに盛る。
京都府出身。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材にひと工夫を加え、シンプルながらセンスよく仕上げるレシピは幅広い世代に人気。近著に『暮らしが変わる!家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』『旬を漬ける保存食』など。
※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。
文:椙下晴子 撮影:田村昌裕