東京・西大井のバリエーション豊かなメニューが楽しい「とりいち」に、さんまの炊き込みご飯を教えてもらいました。BSフジで放送中の植野食堂を本にまとめた『日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブックvol.2』から、お薦めレシピを大公開!
提灯には、「もつ焼き、にこみ」と書いてあり、雰囲気もその通りなのですが、極上の生本マグロや鯨があったり(いい日本酒も揃ってます)、ガパオライスがあったりと、楽しみが多い店です。昔ながらの料理をつくるお母さんと、若い頃アジアを放浪し、今は毎日豊洲市場に通う息子さんのバリエーションとが合体しているため。秋の名物、さんまの炊き込みご飯は、新鮮なサンマの風味と脂がご飯に溶け合って、口の中でふわりと香る逸品。内臓や骨を丁寧に取るなど手間はかかりますが、その甲斐がある美味しさです。
米 | 3合 |
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サンマ | 2尾 |
小ねぎ | 40g |
サラダ油 | 大さじ1と1/2 |
生姜 | 2片 |
醤油 | 45ml |
生醤油 | 小さじ1 |
ねぎを小口切りにする。
生姜をみじん切りにする。
サンマのお尻から包丁を入れ、内臓とエラを取り、歯ブラシを使って内臓の残りや血を取り除きながら洗い、サンマを半分に切る。
フライパンで油を中火で熱し、サンマを焼く。(目安は片面 約1分)。表面が焼ければ中身が半生でもOK。
米を研ぎ、15分間浸水させる。
炊飯器に5 の米、目盛り通りの水、醤油を入れる。最後にサンマを並べ、通常モードで炊く。
炊き上がったら、サンマを取り出し、頭と骨を取り除く。サンマ・生姜・ねぎを炊飯器に入れて、底からまんべんなく混ぜる。生醤油は味見をしながら少しずつ足して、味を調える。
文:植野広生