ほろほろ、サクサクのサブレ生地をのばして黒ぶどうをたっぷりのせて焼けば、ボルドー色のガレットに。黒ぶどうならではの濃厚な果汁と甘味が口の中に広がります。サブレ生地は冷凍できるので、前もって仕込んでおいても◎。キッチンから甘い香りが漂って、出来上がりが待ち遠しい。そんな秋の実りを楽しむおやつを料理研究家の中川たまさんに教えてもらいました。
型を使わないから、とっても気軽。ローズマリーをのせて焼くとグリーンを感じる香りが加わり、秋の気配が深くなります。
黒ぶどう | 約20粒(巨峰、ピオーネなど) |
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★ サブレ生地 | |
・ バター | 70g(食塩不使用) |
・ 薄力粉 | 120g |
・ アーモンドパウダー | 20g |
・ きび砂糖 | 40g |
・ 自然塩 | 1g |
・ 卵黄 | 1個分 |
きび砂糖 | 大さじ1 |
ローズマリー | 4枝 |
バターは1cm角に切り、使うまで冷蔵庫に入れておく。黒ぶどうは洗って水気を拭く。オーブンは180℃に予熱する。
薄力粉、ア ーモンドパウダー、きび砂糖、塩をフードプロセッサーに入れてざっと混ぜ、バター、卵黄を加える。
均等にしっかり混ざるまで、さらに撹拌する。
ラップの上に移し、適当な大きさにならし、のばしやすいかたさになるまで冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
黒ぶどうは横3等分に切る。種があれば除く。
4の生地のラップをはずし、オーブンペーパーの上にのせ、ラップをかけて麺棒で厚さ3mmの円形にのばす。
ラップをはずしてフォークで全体に穴をあけ、5の黒ぶどうを縁の部分を残して全体にのせる。
縁を内側に折り返し、きび砂糖をふる。
ローズマリーをのせ、オーブンペ ーパーごと天板にのせ、180℃のオーブンで25~30分焼く。確認して、縁に焼き色がついてカリッとなるまで焼く。
神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、 2008年に独立。旬の野菜や果物を使ったシンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。雑誌や書籍、広告の仕事をするかたわら、地元・逗子を拠点にイベントやワークショップなども開催。
*この記事は四季dancyu「秋のレシピ」からの転載です。
文:松原京子 撮影:邑口京一郎