じゃがいもと玉ねぎのやさしい甘さに、ケールの青っぽい香りがアクセントになった野菜スープです。じんわり胃に染み渡ります。日本人にも合う、シンプルで美味しいポルトガルの食文化に魅せられ、かの地に通って料理を教わった馬田草織さんに家庭料理のあれこれをご披露いただきました。
野菜のだしだけで味わうスープは、ポルトガル人の味噌汁的な存在で、飲みすぎた後にも好まれる。サラミを添えるのもお約束。スープに塩気が少ないので、これがいいアクセントになる。
じゃがいも | 大1個 |
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玉ねぎ | 1/4個 |
ケール | 1枚 |
水 | 500ml |
サラミの薄切り | 2枚 |
EXV.オリーブオイル | 適量 |
塩 | 適量 |
じゃがいもは皮をむいて4等分にする。玉ねぎは1枚ずつばらす。ケールはせん切りにする。
鍋に1のじゃがいもと玉ねぎ、水を入れて中火にかけ、煮る。じゃがいもが十分にやわらかくなったら火を止め、ハンドミキサーにかけるか、ザルでこしてポタージュ状にする。
2の鍋を弱火にかけ、1のケールを加えてやわらかくなるまで火を通し、味をみて塩でととのえる。器によそい、サラミを浮かべてオリーブオイルをひと回しする。
東京生まれ。出版社勤務の後、ライター、編集者として活動しつつ、ポルトガル料理研究家として自宅で料理教室「ポルトガル食堂」を主宰。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』など。
文:鹿野真砂美 撮影:宗田育子