大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
衣をサクサクに仕上げた"とんかつ"

衣をサクサクに仕上げた"とんかつ"

衣サクサクの秘訣は生パン粉!揚げ物は出来立てが一番美味しいので、基本のつくり方をおさえて、ぜひご自宅でつくってみてください。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

”とんかつ”のつくり方

さっくりと揚がったとんかつに炊きたてのご飯。これぞ日本人の醍醐味。せん切りキャベツを添えて、ソースをかけて。幸せすぎて思わず顔がほころんでしまいます。生パン粉を使うとサクサク感がアップします。

材料材料 (2人分)

豚ロース肉2枚(トンカツ用)
少々
胡椒少々
★ 衣
・ 小麦粉適量
・ 溶き卵適量
・ 生パン粉適量
揚げ油適量
★ つけ合わせ
・ キャベツ100g(せん切り)
・ レモン2切れ(くし形切り)
トンカツソース適量

1豚肉に切り込みを入れる

豚肉は筋を切るように、脂身にかけて4~5本切り込みを入れる。

豚肉に切り込みを入れる

2塩、胡椒をふる

両面に塩、胡椒をふり、5~10分おく。

塩、胡椒をふる

3豚肉に小麦粉をつける

豚肉の水気を拭いて小麦粉をつける。バットにキッチンペーパーを敷き、小麦粉を広げてつけると作業しやすい。余分な粉ははたき落とす。

豚肉に小麦粉をつける

4溶き卵をつける

ボウルで卵を割りほぐして使うと作業しやすい。

溶き卵をつける

5生パン粉をつける

パン粉はバットに広げておくとつけやすい。

生パン粉をつける
生パン粉でサクサクの仕上がりに!

6揚げる

フライパンの深さの1/2のところまで揚げ油を入れて中火にかけ、中温(170~175℃)に熱し、豚肉を入れる。

揚げる

7裏に返してさらに揚げる

中火で2分ほど揚げ、裏に返してさらに2分ほど揚げて取り出す。

裏に返してさらに揚げる
裏に返してさらに揚げる
揚げ上がりました!
完成
とんかつは食べやすく切ってから盛りつけても。キャベツ、レモンを添え、トンカツソースをかける。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”
A4変型判(84頁)
ISBN:9784833477673
2019年02月27日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。