丼物の定番である牛丼の、基本のつくり方です。一度つくり方を覚えれば、具材を変えたり、つゆだくにしたりとアレンジ自由自在!料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
これがなければ丼は始まらない、という絶対人気の定番丼。甘辛味の牛肉に生姜を加えて香りよく。温泉卵をくずしながら食べるのがおすすめ。
牛肉 | 150g(切り落とし) |
---|---|
玉ねぎ | 小1個 |
しめじ | 大1袋(150g) |
生姜 | 小1片分(せん切り) |
サラダ油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ2 |
味醂 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ3 |
水 | 大さじ3 |
温泉卵 | 2個(市販品) |
熱いご飯 | 適量 |
紅生姜 | 適量 |
玉ねぎは縦半分に切って芯を切り取り、縦幅8mmに切る。しめじは根元を少し切り落として食べやすくほぐす。牛肉は長さ4~5cmに切る。
鍋を油ならしし、サラダ油を加えて熱し、牛肉を入れてほぐすようにして炒める。
肉の色が変わったら、生姜を加え、ざっと混ぜてしめじを加える。
玉ねぎを加えて全体を炒め合わせる。
玉ねぎが少ししんなりしたら、酒をふり入れ 、味醂 、砂糖 、醤油 、水を加える。
煮立ってきたら、蓋をして弱火で10分ほど煮る。器に熱いご飯を盛り、煮汁ごとかけて温泉卵をのせ、紅生姜を添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ