大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
香り立つ"きのこの炊き込みご飯"

香り立つ"きのこの炊き込みご飯"

いろいろな種類のきのこをミックスすることで、旨味の相乗効果が!香りも食感も絶品です。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“きのこの炊き込みご飯”のつくり方

いろいろな種類のきのこをミックスしてつくると、歯ざわりや香りが複雑になって美味。

材料材料 (4人分)

2合
だし汁適量(炊飯器の目盛りまで)
きのこ合わせて300g(生椎茸、えのき茸、舞茸、しめじなど)
大さじ2
味醂大さじ2
醤油大さじ3

1米の下準備

米は炊く30分前に洗い、ザルにあげて水気をきり、炊飯器に入れて目盛りまでだし汁を注ぐ。

2きのこの下準備

生椎茸は石突きを切り取り、縦に薄切りにする。えのき茸は根元を切り落とし、長さを2~3等分にして根元のほうは手でほぐす。舞茸は食べやすくほぐす。しめじは根元を少し切り落として長さを半分に切り、根元をほぐす。

きのこの下準備
きのこに調味料をからめておくと、味がしみ込むので下煮する必要がない。

3具材を混ぜ、10分ほどおく

ボウルに酒、味醂、醤油を入れ 、きのこを加えて混ぜ、10分ほどしんなりするまでおく。

4炊く

炊飯器に3を汁ごと入れて普通に炊く。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 基本の ろ
手ほどきdancyu 基本の ろ
家庭の和食いろは
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”

A4変型 判( 84 頁)
ISBN: 9784833477673
2019年02月27日発売 / 770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。