きゅうりは皮をむいてすりおろすと、うり科の爽やかな香りをダイレクトに感じることができます。サワークリームとクミンシードを飾り付ければ、見た目も美味しさもアップします!生野菜がたっぷりいただけ、野菜のおいしさが体にしみ渡ります。すりながしとは、野菜などをすりおろしてだしと合わせた、しみじみとおいしい汁もの。ことこと煮込むことをしない、素材を生かすシンプルな和の伝統的なスープです。だしや素材を工夫する楽しさと、洋風など無限に広がるおいしさの一端を、京都在住の大原千鶴さんに教わりました。
きゅうりはすりおろすだけでは水っぽくて味気ないですが、にんにくやオリーブオイルを加えるとおしゃれな冷製スープに一変します。
サワークリームの軽い酸味とクミンの香りですがすがしい味に仕立てました。
きゅうり | 1本 |
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塩 | 小さじ1/4 |
にんにく | 少々(すりおろし) |
オリーブオイル | 少々 |
サワークリーム | 適量 |
クミンシード | 少々 |
きゅうりはピーラーで皮をむき、おろし器ですりおろす。塩とおろしにんにく、オリーブオイルを加えて混ぜ、器に盛る。
上にサワークリームをのせ、クミンシードをふる。
おおはら・ちづる 京都・花背の料理旅館「美山荘」が生家。NHK「きょうの料理」、NHK BS4K「あてなよる」にレギュラー出演。京都の暮らしで培ったしなやかな感性でつくる家庭料理と酒肴に定評がある。これまで30冊以上の料理本、エッセイを上梓している。
この記事は技ありdancyu!「スープ」に掲載したものです。
文:西村晶子 写真:福森クニヒロ