肉に絡みつく甘じょっぱいたれが魅力の照り焼き。せりや胡麻和えといった和風のレシピは日本酒にぴったりです。ワンパターンな味つけになりがちなステーキも、料理研究家の上田淳子さんの手にかかれば、あれよあれよという間にバリエーション豊かなつまみ変身。誰もが笑顔になる、お酒が進む豪快なステーキつまみを習いました。
日本酒の風味に寄り添う和風テイスト。
ステーキ肉 | 1枚(300~350g)(肩ロース、厚さ1.5cm) |
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醤油 | 大さじ1 |
味醂 | 大さじ1 |
せり | 1束 |
胡麻油 | 大さじ1/2 |
A | |
・ 醤油 | 大さじ1 |
・ 味醂 | 大さじ2 |
すり胡麻(白) | 大さじ3 |
肉は筋を切り、醤油、味醂をからめて5分ほどおく。せりはさっとゆでて、長さ4cm程度に切っておく。
フライパンを強火にかけ、熱くなったら胡麻油をひき、1の肉を片面1分を目安に両面を焼く。仕上げにAを加え、照り焼きにする。フライパンから取り出して、4分ほどおき、肉汁を落ち着かせてから一口大のそぎ切りにする。
ボウルに2、せり、すり胡麻を入れてさっと和え、器に盛る。
フランス、スイスでの料理人を経て料理研究家へ。近年はフランスワイン産地で和食の紹介も行なう。著書は『はじめてのシャルキュトリー』(河出書房新社)など多数。
※この記事は『技あり!dancyuステーキ』に掲載したものです。
文:瀬川 慧 撮影:工藤睦子