簡単!缶詰のアレンジレシピ
こんがり香ばしい"コンビーフのピカタ丼"

こんがり香ばしい"コンビーフのピカタ丼"

卵仕立ての衣を纏ってしっかり存在感を見せるコンビーフは食べごたえ満点。ソースもじんわり染み込んで止まらない美味しさに。今回は「料理するモチベーションがイマイチのときに助けてくれる存在」と、缶詰に絶大な信頼を寄せる料理研究家のきじまりゅうたさんに、さっとつくれる缶詰を使った簡単レシピを習いました。

コンビーフ缶で

コンビーフ缶

コンビーフのいいところは、ずばり肉の代わりになるところ。ほぐせば挽き肉みたいに使えるし、塊のまま調理すればボリュームも出る。加熱すれば香ばしく、そのまま食べればしっとりやわらか。どちらも旨い!缶詰自体は小ぶりだけれど、存在感は絶大だ。

“コンビーフのピカタ丼”のつくり方

そのまま焼くとほぐれてしまうコンビーフも、卵の衣で形をキープできます。ソースカツ丼風にご飯の上にキャベツを敷いてコンビーフをドンとのせ、ソースをかければ、食べごたえあるどんぶりに。

材料材料 (2人分)

コンビーフ缶1缶(80g)
ご飯どんぶり2杯分
キャベツ2~3枚
溶き卵1個分
小麦粉大さじ3
サラダ油大さじ1
中濃ソース大さじ2
粗挽き黒胡椒適量

1キャベツの下準備

キャベツはせん切りにして水にさらし、水気をしっかりきる。

2コンビーフの下準備

コンビーフは8等分に切り、小麦粉をまぶす。

3焼く

フライパンにサラダ油を中火で熱し、コンビーフに溶き卵をからめて焼く。こんがりと焼き色がついたら裏返し、もう片面も焼く。

4盛りつける

どんぶりにご飯を盛ってキャベツを敷き、3のピカタをのせる。中濃ソースと胡椒をかける。

完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母は村上昭子、母は杵島直美。多彩な家庭料理を肌で学びながら育つ。趣味はサーフィンと音楽鑑賞。きじまさんにとっての缶詰は、「料理するモチベーションがイマイチのときに助けてくれる存在」。『お昼ごはんのめんレシピ!』など著書多数。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu 缶詰
技あり!dancyu 缶詰
A4変型判(96頁)
2020年10月13日発売/800円(税抜き)

文と構成:佐々木香織 撮影:キッチンミノル

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。