卵仕立ての衣を纏ってしっかり存在感を見せるコンビーフは食べごたえ満点。ソースもじんわり染み込んで止まらない美味しさに。今回は「料理するモチベーションがイマイチのときに助けてくれる存在」と、缶詰に絶大な信頼を寄せる料理研究家のきじまりゅうたさんに、さっとつくれる缶詰を使った簡単レシピを習いました。
コンビーフのいいところは、ずばり肉の代わりになるところ。ほぐせば挽き肉みたいに使えるし、塊のまま調理すればボリュームも出る。加熱すれば香ばしく、そのまま食べればしっとりやわらか。どちらも旨い!缶詰自体は小ぶりだけれど、存在感は絶大だ。
そのまま焼くとほぐれてしまうコンビーフも、卵の衣で形をキープできます。ソースカツ丼風にご飯の上にキャベツを敷いてコンビーフをドンとのせ、ソースをかければ、食べごたえあるどんぶりに。
コンビーフ缶 | 1缶(80g) |
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ご飯 | どんぶり2杯分 |
キャベツ | 2~3枚 |
溶き卵 | 1個分 |
小麦粉 | 大さじ3 |
サラダ油 | 大さじ1 |
中濃ソース | 大さじ2 |
粗挽き黒胡椒 | 適量 |
キャベツはせん切りにして水にさらし、水気をしっかりきる。
コンビーフは8等分に切り、小麦粉をまぶす。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、コンビーフに溶き卵をからめて焼く。こんがりと焼き色がついたら裏返し、もう片面も焼く。
どんぶりにご飯を盛ってキャベツを敷き、3のピカタをのせる。中濃ソースと胡椒をかける。
祖母は村上昭子、母は杵島直美。多彩な家庭料理を肌で学びながら育つ。趣味はサーフィンと音楽鑑賞。きじまさんにとっての缶詰は、「料理するモチベーションがイマイチのときに助けてくれる存在」。『お昼ごはんのめんレシピ!』など著書多数。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。
文と構成:佐々木香織 撮影:キッチンミノル