シャキシャキしたもやしとぷるんとしたお肉の絶妙な歯ざわり。シンプルながらその美味しさに驚くもやしの炒め物です。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんにご教授願いました。
潔さが際立つ白いひと皿。もやしとささみを別々に炒めて手早く火を通すのがポイント。ささみに片栗粉をまぶして炒めると、ぷるんとジューシーに、そして味がしっかりなじみます。
もやし | 2袋(400g) |
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★ もやし用 | |
・ サラダ油 | 大さじ1 |
・ 塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
鶏ささみ | 大2本(200g) |
片栗粉 | 大さじ1 |
サラダ油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/2 |
胡椒 | 少々 |
もやしはひげ根を取って水で洗い、サラダスピナーで水気をきる。
ささみは長さを半分に切ってから厚みを6~8mmに切り、さらに縦に幅6mmの棒状に切って、ボウルに入れる。
フライパンにサラダ油を熱してもやしを入れ、強火で少ししんなりするまで炒め、軽く塩、胡椒して取り出す。
フライパンをさっと洗って水気を拭き、サラダ油を入れて中火で熱し、ささみに片栗粉をまぶして入れる。
ほぐしながら炒めてささみの色が変わったらもやしを戻し入れ、強火にして酒をふり、塩、胡椒を加えて炒め合わせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄