ケチャップを生かした「大人の煮物」レシピ
トマトの旨味が染み渡る"牛肉と豆腐のすき煮"

トマトの旨味が染み渡る"牛肉と豆腐のすき煮"

牛すき煮ならではのあの美味しい甘味をケチャップで再現。トマトの酸味も爽やかに、さっとつくれるリピート必至のおかずです。火を通すと爽やかな酸味が際立つケチャップを使った、定番の煮物を一変させるレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“牛肉と豆腐のすき煮”のつくり方

牛肉とトマトの相性の良さが実感できる和の煮物です。甘味はケチャップだけなので、すっきりとした味わいに。

材料材料 (2~3人分)

牛肉250g(切り落とし)
豆腐1丁(好みのもの)
しめじ1袋
わけぎ100g
生姜小1/2片分(せん切り)
2/3カップ
サラダ油大さじ1
大さじ3
トマトケチャップ大さじ2
醤油大さじ2と1/2

1下ごしらえ

しめじは根元を少し切り落として食べやすくほぐす。わけぎは長さ4cmに切る。豆腐は半分に切り、さらに4等分に切る。

2牛肉を炒める

フライパンにサラダ油を熱して牛肉を入れ、ほぐすようにして中火で炒める。肉の色が変わったら生姜を加えて炒め、酒をふり、水を加える。

3ケチャップを加え、煮る

煮立ってきたら、ケチャップ、醤油を加え、再び煮立ったら、しめじを加えて蓋をして弱火で5~6分煮る。

4豆腐を加え、さらに煮る

具を端に寄せて豆腐を加え、蓋をして弱火で5~6分煮る。最後にわけぎを加え、蓋をしてしんなりするまで煮て器に盛る。

完成
しめじとわけぎをプラスしてバランスのいいおかずに仕上げました。短時間でできる和風の煮物は重宝します。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は「技あり!dancyuケチャップ」に掲載したものです。

技あり!dancyu「ケチャップ」
技あり!dancyu「ケチャップ」
A4変型判(80頁)
2018年5月28日発売/880円(税込み)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。