
ジューシーな椎茸に、香ばしいパクチーの根っこがこんなに合うとは驚き。トロッとやわらかくなったカマンベールチーズも最高のソース!開放感たっぷりの外で飲むお酒、味わうごはんは気持ちいいし、美味しいですよね。そんな「外ごはん」のために、東京・新富町のフレンチ「ビストロシンバ」の菊地佑自さんが本気で考えた、オープンエアな美味レシピをご紹介します!
風味豊かな原木椎茸を見つけたら、ぜひつくってほしいレシピ。お店ではセリの根を使って提供しているが、パクチーの根も野生のにんじんみたいな滋味豊かな味わいがあり、しっかり焼くことでさらに香りもよくなる。
| 原木椎茸 | 2個(なければ菌床栽培のもの) |
|---|---|
| パクチー | 2枝 |
| カマンベールチーズ | 2個(1/8カット) |
| オリーブオイル | 適量 |
| シェリービネガー | 適量 |
| 塩 | 4つまみ |
椎茸は石突きを落とし、火の通りがよくなるように、軸とカサに格子状に飾り包丁を入れる。

パクチーは葉と茎と根に分ける。根は茎を3cmほどつけて切る。茎と葉は別々に刻んでおく。
フライパン(写真では耐熱用の鉄皿を使用)にオリーブオイル大さじ1をひいて弱めの中火にかける。椎茸の軸を上にして並べ、脇にパクチーの根も並べる。塩を2つまみほどふり、さらに椎茸のカサの内側にもオリーブオイル少々をかける。

少し焼けてきたら椎茸を返し、再び塩2つまみをふる。軸のほうが火が通りにくいので、長めに焼く。パクチーの根も返す。ときどき返しながら火が通るまで焼く。

椎茸が汗をかいて、カサの内側に汁がたまってきたら、カマンベールチーズもフライパンにのせて温める。トロッとしたら椎茸のカサの内側にのせ、パクチーの根ものせる。シェリービネガー少々をかけ、パクチーの茎を散らす。

仕上げに、シェリービネガー少々とオリーブオイル少々で和えたパクチーの葉をのせる。


フランスでは三ツ星店からビストロまで、幅広い経験を積み腕を磨く。2015年、新富町に同店を開業。今の季節、開放感のある窓際の席はオープンエア気分も楽しめる。
※この記事は「dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!」に掲載したものです。

写真:中垣美沙 構成:編集部