さわやかな食べ心地の主菜&副菜レシピ
青じそが爽やかに香る"かつおのたたきのなめろう風"

青じそが爽やかに香る"かつおのたたきのなめろう風"

たたきならではの旨みと味噌のコク、そしてそれを包む香味野菜の爽やかな香りが酒を呼び、飲ん兵衛にはたまらないなめろうです。いつでも食べたい定番の主菜と副菜のレシピを軽やかに仕上げるコツを、料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“かつおのたたきのなめろう風”のつくり方

なめろうとは千葉県房総半島の漁師料理。船上でつくるから調味料は味噌のみ。あじやさんまがポピュラーだけれど、今宵はかつおで。最高の肴!

材料材料 (2人分)

かつお100g
長ねぎ大さじ2(みじん切り)
生姜小さじ1/2(すりおろし)
味噌大さじ1
青唐辛子少々(小口切り)
青じそ6枚

1たたく

かつおは5mm角に切り、ねぎ、生姜、味噌をのせて包丁で全体をたたきながら、混ぜ合わせる。

2混ぜる

別のボウルに1を入れて混ぜ、片栗粉をまぶして2に加え、胡麻も加えてさらに混ぜ、6等分にする。

3盛り付ける

1を青じそにのせて挟むようにして器に盛り、青唐辛子をのせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 夏のキッチン
四季dancyu 夏のキッチン
A4変型 判( 120 頁)
2020年06月11日発売 / 1,100円(税込)

構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。