缶詰で出来るホットサンドレシピ!
わさび醤油がピリっと効いた"月見つくねコンビーフサンド"

わさび醤油がピリっと効いた"月見つくねコンビーフサンド"

コンビーフと卵黄でコクたっぷり!ランダムに塗ったわさび醤油がタイミング良く辛味を効かせてくれます。今回は好きが高じて、愛好家の倶楽部までつくってしまった「ホットサンド倶楽部部長」の大林千茱萸さんに、缶詰をテーマとしたとっておきのつくり方を習いました。

“月見つくねコンビーフサンド”のつくり方

「コンビーフは食べごたえがあって、おやつというよりは主菜となるホットサンドがつくれます。缶詰をあけたら、パンにのせる前にお皿の上などでほぐすと、具の合間に空気が入り、それが熱で温まって食感はエアリーに。断然おいしくなります」

とろけた黄身が魅惑する「ザ・月見つくね」と称する月見つくねコンビーフサンドは、肴にぴったりな濃厚さで、ちびちびつまめる4つ切りに。

材料材料

角食パン2枚
★ 具
・ コンビーフ
・ かつお節
・ 青じそ(細切り)
・ 卵黄
★ 調味料
・ わさび
・ 醤油
・ 胡麻
十勝ハーブ牛のコンビーフ白
ハーブを食べて長く肥育された牛の肉と塩だけでつくった「十勝ハーブ牛のコンビーフ白」。発色剤不使用。

1コンビーフを和える

ボウルにコンビーフ、かつお節、醤油を入れて和える。

2具を盛る

醤油にわさびを溶き、ベースとフタのパンに塗る。ベースのパンに1と青じそをのせ、胡麻をふりかけ、中央をくぼませて卵黄を落とす。

ベースのパン
ベースのパン。青じそは細切りにすると口がやけどしません。
フタのパン
フタのパン。わさび醤油はあえてランダムに塗るべし。

3焼く

フタのパンをかぶせて焼く。

完成
濃厚な味わいの合間に、ランダムに塗ったわさび醤油が時折ピリリ。いいアクセントになる。

教える人

大林千茱萸 「ホットサンド倶楽部」部長

大林千茱萸 「ホットサンド倶楽部」部長

フランス料理と国際儀礼のテーブルマナー講師。映画監督・大林宣彦氏を父にもち、自身も映画『100年ごはん』を監督・脚本。著書に『こんがり!ホットサンドレシピ100』、『ホットサンド倶楽部』(ともにシンコーミュージック・エンタテインメント)など。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu 缶詰
技あり!dancyu 缶詰
A4変型判(96頁)
2020年10月13日発売/800円(税抜き)

文と構成:沼由美子 撮影:吉澤健太

沼 由美子

沼 由美子 (ライター・編集者)

横浜生まれ。バー巡りがライフワーク。とくに日本のバー文化の黎明期を支えてきた“おじいさんバーテンダー”にシビれる。醸造酒、蒸留酒も共に愛しており、フルーツブランデーに関しては東欧、フランス・アルザスの蒸留所を訪ねるほど惹かれている。最近は、まわれどまわれどその魅力が尽きることのない懐深き街、浅草を探訪する日々。