大豆のコクがダイレクトに感じられるフムスです。軽やかな食べ心地なので、パンにたっぷりと塗って食べてください。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。
ガラスの透過性を最も生かしたアイテムといえば、フードドーム。手持ちの平皿やコンポート皿にかぶせるだけで、“ちょっと特別な舞台”という雰囲気になるから楽しいのです。ケーキや果物、チーズはもちろん、お酒のおつまみにかぶせたりと、1つあると予想以上に活躍してくれるはず。パンにたっぷり塗って食べたい大豆のフムスは、黒胡椒やパプリカパウダーをふったり、ヨーグルトやフロマージュブランを添えたりしても。フードドームは木下 宝さん、フムスのカップはfactory zoomerのもの。
大豆 | 100g |
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端野菜 | 適量(にんじんや玉ねぎのへた、セロリの葉、ねぎの青いところなど) |
にんにく | 1片 |
塩 | 小さじ2 |
オリーブオイル | 大さじ3 |
大豆はよく水洗いしてからボウルに入れ、たっぷりの水を注ぎ、冷蔵庫で丸1日かけてもどす。
水気をきった1と端野菜、にんにく、豆の3倍量の水を鍋に入れ、強火にかける。沸騰したらごく弱火にし、1時間ほど煮込む。
塩を加えて火を止め、蓋をしてそのまま余熱で30分おく。
端野菜とにんにくを取り除き、豆を冷めないうちにフードプロセッサーに入れる。ゆで汁を少しずつ加えながら、なめらかになるまで撹拌する。オリーブオイルを加え、味をみて足りなければ塩(分量外)でととのえる。
型にバター(分量外)をしっかりと塗り、砂糖(分量外)をまぶしてから冷蔵庫で冷やしておく。
2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。
文:藤井志織 写真:伊藤達也
この記事は四季dancyu「夏のレシピ」に掲載したものです。