器を引き立たせるレシピ
軽やかで甘酸っぱい"柑橘と白ワインジュレを添えたヨーグルトのブランマンジェ"

軽やかで甘酸っぱい"柑橘と白ワインジュレを添えたヨーグルトのブランマンジェ"

柑橘と白ワインの風味が爽やかに香る軽やかなデザートです。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。

爽やかスイーツ“柑橘と白ワインジュレを添えたヨーグルトのブランマンジェ”

作家ごとの個性も楽しく、買いやすいこともあるのか、たくさんもっているという声の多いマグカップ。こちらのマグは安藤由香さんですが、ホットドリンクだけに使っているならぜひデザートカップとして利用してみてはいかがでしょう。ラフなアイテムだからこそ、大人っぽく繊細なスイーツがおすすめです。白ワインの風味を閉じ込めたジュレと柑橘をのせた、軽やかなヨーグルトのブランマンジェ。このままピクニックに持っていっても素敵ですね。

材料材料 (5人分)

★ ブランマンジェ
・ 牛乳130ml
・ 砂糖56g
・ 粉ゼラチン4g
・ ヨーグルト250g
・ 生クリーム60ml
★ 白ワインのジュレ
・ 水75ml
・ 砂糖20g
・ 粉ゼラチン2g
・ 白ワイン50ml
・ レモン汁5ml
柑橘適量(2種類あるとよい)
白ワインビネガー適量
ハーブ適量(コリアンダー、ディルなど)

1ブランマンジェをつくる

鍋に牛乳と砂糖を入れ、中火にかける。沸騰直前に火を止め、ゼラチンをふり入れて混ぜ、きちんと溶かす。ザルでこしてボウルに移し、粗熱を取る。

2ヨーグルトを混ぜる

別のボウルにヨーグルトを入れ、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。1を加えてボウルの底を氷水に当て、トロッとするまでゴムベラでゆっくりと混ぜる。

3生クリームを泡立てる

また別のボウルに生クリームを入れ、2と同じくらいのとろみ加減になるまで泡立てる。

4冷やす

2のボウルに3を加え、ゴムベラで混ぜる。器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

5白ワインのジュレをつくる

鍋に水と砂糖を入れて沸騰させる。火から下ろし、ゼラチンをふり入れて混ぜ、きちんと溶かす。ザルでこしてボウルに移し、粗熱を取る。

6ジュレを固める

常温まで冷めたら白ワインとレモン汁を加えて混ぜ、密閉容器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

7仕上げ

柑橘は薄皮をむき、食べやすい大きさに切って白ワインビネガーをふって混ぜておく。4の上に6をスプーンですくってのせ、柑橘とハーブをのせる。

完成

教える人

オカズデザイン

2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。

文:藤井志織 写真:伊藤達也

この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

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