酸味と甘味がたまらない、白ワインやシャンパンと相性抜群なサラダです。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。
この季節だけのお楽しみ、いちごをサラダ仕立てに。きちんと酸味のある小粒の完熟いちごを選び、バルサミコ酢で和えてから、香りのある葉野菜と合わせます。白ワインやシャンパンに合わせたくなるサラダなので、器もニュアンスのあるムーディーなものに。伊藤環さんの錆銀彩は、マットなグレーの色合いと広めのリムが、ヨーロッパの古い絵画に描かれているような雰囲気を醸し出してくれます。高さを出して盛りつけると、より美しく。
いちご | 1パック(小粒の熟れたもの) |
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バルサミコ酢 | 大さじ2 |
葉野菜 | 適量(ベビーリーフやクレソンの葉など) |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 適量 |
いちごはへたを取り除き、傷つけないよう流水でそっと洗い、水気をよくきる。
ボウルに1を入れ、バルサミコ酢を回しかけ、さっくりと混ぜる。冷蔵庫に30分~1時間おき、なじませる。
葉野菜にオリーブオイルと塩をふって味をととのえ、いちごとともに器に盛る。
2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。
文:藤井志織 写真:伊藤達也
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。