今井亮さんに習う中華ベースの春の大皿料理
素材の香ばしさが際立つ"焼きアスパラ ふわとろ卵のせ"

素材の香ばしさが際立つ"焼きアスパラ ふわとろ卵のせ"

旬の焼きアスパラの香ばしさを卵の甘味が引き立てます。料理研究家の今井亮さんに、中華料理のエッセンスと技を加えた、迫力のある春の大皿料理を習いました。

“焼きアスパラ ふわとろ卵のせ”のつくり方

アスパラを焼いていると、部屋いっぱいに春の香りが立ち込めます。アスパラに味はついていないので、卵とチーズをからめていただきましょう。

材料材料 (3~4人分)

グリーンアスパラガス8本
5個
バター10g
サラダ油大さじ2
パルミジャーノチーズ適量(すりおろし)
オイスターソース小さじ2
小さじ1
少々

1下ごしらえ

アスパラは根本を1cm切ってから、ピーラーなどで下側1/3ほどの皮をむく。

2混ぜる

ボウルに卵をよく溶いて、オイスターソース、酒、塩を加えて混ぜる。

3アスパラを焼く

フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、弱めの中火で熱し、アスパラを並べて蓋をして3~4分焼く。途中で蓋を取り、おいしそうな焼き色がついたら上下を返して両面に焼き色をつける。火が通ったら取り出して皿に盛る。

アスパラを焼く
アスパラに上手に焼き色をつけるためには、焦げ目がつくまであまり触らずにしっかり焼くこと。触るのは上下返すときくらいで。

4卵を加え、仕上げる

フライパンに残りのサラダ油、バターを入れて強火で熱し、よく温まったら卵を加える。菜箸で大きく混ぜながら半熟状になったら火を止め、3のアスパラにのせる。上からパルミジャーノチーズをふる。

卵を加え、仕上げる
卵をふわとろにするコツは、よくフライパンを熱してから卵を入れること。そして油をたっぷり使うことです。
完成

教える人

今井 亮 料理研究家

今井 亮 料理研究家

1986年生まれ。京都府京丹後市出身。日本海に面した地域で生まれ、大自然と大家族の中で育つ。京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。料理教室『亮飯店』主宰。著書に『美酒佳肴 中華つまみ』。

文:椙下晴子 写真:田村昌裕

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「春のキッチン」
四季dancyu「春のキッチン」
A4変型判(120頁)
2021年3月13日発売/1100円(税込み)