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パリパリ香ばしい"玉ねぎと胡麻、青のりクラッカー"

パリパリ香ばしい"玉ねぎと胡麻、青のりクラッカー"

すりおろした玉ねぎを入れると、クラッカーにコクがでて美味しくなります!体への負担が軽くて、それでいて、とびきりおいしい。そんなお菓子を家でつくってみませんか。材料をいくつか揃えれば、特別なことはありません。これからの家庭の定番にしたいおやつを紹介します。

おいしければ、体に優しいほうがいい

家で過ごす時間が増えてから、おやつをつくる人が増えています。さらに材料の値上げラッシュも続いているので、これからも「家でつくれるものは家で」という傾向は続くかもしれませんね。

いろいろなおやつのレシピがありますが、ぜひ、卵や乳製品、白砂糖を使わないお菓子もつくってみてください。ヴィーガン菓子・料理研究家の今井ようこさんのお菓子は体への負担が少ない食材を使っていて、それでいて、しっかりおいしいのが魅力。現在発売中の『四季dancyu 春のレシピ』でも魅力的なレシピをたくさん紹介してくれています。

今回はその中から、“玉ねぎと胡麻、青のりのクラッカー”のレシピをご紹介します。「どうしても卵や乳製品を使ってはいけない」ということではなく、選択肢の一つとして、ぜひ定番にしてほしいおやつです。

玉ねぎと胡麻、青のりクラッカーのつくり方

材料材料 (28×23cmの天板2枚分)

A
・ 薄力粉60g
・ 強力粉60g
・ てんさい糖小さじ1/2
・ 塩小さじ1/2
・ オリーブオイル大さじ2
白炒り胡麻大さじ2
青のり大さじ1
玉ねぎ50g(すりおろす)
少々

1下準備

オーブンは180℃に予熱しておく。

2粉類を混ぜる

ボウルにAを入れて手で混ぜ、手ですり合わせてサラサラの状態にする。

粉類を混ぜる

3胡麻と青のり、玉ねぎを混ぜる

胡麻、青のりを加えてゴムベラで混ぜ、玉ねぎのすりおろしを入れて混ぜる。

胡麻と青のり、玉ねぎを混ぜる

4ひとまとめにする

まとまってきたら手で混ぜ、ひとまとめにする。粉っぽさが残るようだったら水少々(分量外)を加える。

ひとまとめにする

5薄くのばす

2等分にし、オーブンペーパーにのせ、ラップをかぶせてめん棒で20×20cm程度に薄くのばす。ラップを取り、フォークを全体に刺して穴をあける。

薄くのばす

6オーブンで焼く

縦横4等分に切り、オーブンペーパーごと天板にのせて塩をふり、180℃のオーブンで15〜20分焼く。

オーブンで焼く
完成
生地を薄くのばし、パリッとするまで焼くのがおいしさの秘訣。包丁で好きな大きさに切って焼きます。端っこもおいしい。『四季dancyu 春のレシピ』では、もう1つ、酒粕アーモンドクラッカー(写真左)のレシピもご紹介しています。

教える人

今井ようこさん

今井ようこさん

ヴィーガン菓子・料理研究家
製菓学校を卒業した後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。現在は商品開発やメニュー開発、焼き菓子の受注を行うほか、野菜料理と体にやさしいお菓子の教室「roof」主宰。

※この記事の内容は、「四季dancyu 春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu「春のレシピ」
四季dancyu「春のレシピ」
A4変型判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込み)

文:松原京子 写真:邑口京一郎

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。