レンズ豆は優しい甘味が特徴的。その甘味をいかした素朴でほっとするスープです。フランスと深くかかわり、グランメゾンから家庭の料理まで広く精通しているサルボ恭子さんに、長く愛され続ける家庭料理を習いました。
春先の、まだ少し肌寒い時季に食べたくなる、温かいスープ。レンズ豆は浸水させずに使えるので、思い立ったらすぐ使えて便利。豆のほっこりと素朴な風味を、香味野菜やマッシュルームの旨味が下支えします。
レンズ豆 | 60g(乾燥のもの) |
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にんじん | 1/3本 |
玉ねぎ | 1/4個(40g) |
マッシュルーム | 4個 |
水 | 400ml |
塩 | 小さじ2/3 |
牛乳 | 200ml |
イタリアンパセリの葉 | 少々 |
にんじんと玉ねぎは1cm角に切る。マッシュルームは石突きを取り除き、4等分に切る。
鍋に1とレンズ豆、水、塩を入れて中火にかける。沸騰したら蓋をずらしてのせ、弱火にして20分煮る。
レンズ豆がやわらかくなったら火から下ろし、ハンドブレンダーにかけてピューレ状になるまで撹拌したところへ、牛乳を入れる。再び弱火にかけて温め、味をみて足りなければ塩(分量外)でととのえる。器に盛り、イタリアンパセリの葉を添える。
料理家の叔母に師事したのち、渡仏。パリの名門ホテル「オテル・ド・クリヨン」の厨房に勤務。現在は東京で料理教室を主宰。フランス家庭料理を軸に、さまざまなテーマで活動する。著書も多数。
文:鹿野真砂美 写真:宗田育子
この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。