野菜たっぷり春の洋食
さわやかな香りが立ちのぼる北欧料理"ディルじゃが"

さわやかな香りが立ちのぼる北欧料理"ディルじゃが"

すっきりとした爽やかな香り、噛むとほのかな甘味を感じる人気のハーブ、ディルを使ったシンプルな副菜です。料理研究家の植松良枝さんに、春に美味しい身近な野菜を使った、やさしい味わいの洋食を習いました。

“ディルじゃが”のつくり方

北欧で、短い新じゃがの季節につくられる香りのいいシンプルな料理です。新じゃがはピンポン玉くらいのもので。熱々を食べるのがおすすめです。

材料材料 (4人分)

新じゃがいも12個(小さめのもの)
ディル1パック
バター適量
適量(結晶タイプのもの)
オリーブオイル適量

1下ごしらえ

ディルはざく切りにする。

2じゃがいもを蒸す

じゃがいもは皮をよく洗ってから蒸気の上がっている蒸し器に入れて15~25分(大きさによって変わる)、中心に竹串を刺してみてすっと通るものから取り出してボウルに入れ、フォークで半分に割る。

3仕上げ

皿にごろごろと盛りつけ、バターとディルをのせ、塩とオリーブオイルをかける。

完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。野菜の力を最大限に生かしてつくる料理は滋味あふれる味わい。土に接して野菜の生命を育むことに喜びを感じるというだけあり、野菜のおいしさを引き出すことにも余念がない。季節の楽しみは食べることはもちろん、日々の生活のなかでもフルに生かされている。寄せ植えやリース、椅子の置き場所ひとつにも、季節の喜びを演出して心地のよい空間をつくり出す。最新刊は『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(弊社刊)が発売。

構成:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「春のキッチン」
四季dancyu「春のキッチン」
A4変型判(120頁)
2021年3月13日発売/1100円(税込み)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。