野菜たっぷり春の洋食
つるんとさわやか"フルーツ寒天"

つるんとさわやか"フルーツ寒天"

寒天に包まれたフルーツ類。噛んだとたんにそのジューシーな甘味がはじけます。さわやかなおやつをぜひお楽しみください!料理研究家の植松良枝さんに、春に美味しい果物で、簡単寒天スイーツを習いました。

“フルーツ寒天”のつくり方

どこか懐かしい巾着形はラップと輪ゴムで楽しくつくれます。キウイやパイナップル、メロンなど、ゼラチンが固まらないフルーツもどんとこい!
好みの組み合わせでつくってください。

材料材料 (12人分)

★ 寒天液
・ 棒寒天1本(8g)
・ 水500ml
・ グラニュー糖60g
・ レモン汁大さじ1と1/2
★ フルーツ
・ いちご6~7粒
・ みかん2/3カップ(缶詰)
・ キウイフルーツ1個

1寒天液をつくる

フルーツはすべて1cm角に切る。寒天をもどして水気を絞り、細かくほぐして鍋に入れ、水を加えて火にかけ、煮立ってきたら弱火にして寒天が完全に溶けるまで10分ほど煮る。グラニュー糖とレモン汁を加えて溶かして寒天液をつくり、ボウルに移して粗熱を取る。

寒天液をつくる

2カップに注ぐ

小さなカップにラップを正方形に切ってのせてくぼませ、寒天液をスプーンなどで適量入れ、フルーツの1/12量をバランスよく入れ、寒天液を適量注ぐ。

カップに注ぐ

3ラップに包む

ラップを持ち上げて空気を抜きながら口をひねってぎゅっと閉じる。

ラップに包む

4固める

輪ゴムで縛って巾着形にする。ころんと立つくらい、口をしっかり絞って形づくるのがポイント。これを12個つくる。寒天は常温で固まってくるので手早くつくること。小さなカップは、1~2個を使い回しながら効率よく作業するのがポイント。

固める
完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。野菜の力を最大限に生かしてつくる料理は滋味あふれる味わい。土に接して野菜の生命を育むことに喜びを感じるというだけあり、野菜のおいしさを引き出すことにも余念がない。季節の楽しみは食べることはもちろん、日々の生活のなかでもフルに生かされている。寄せ植えやリース、椅子の置き場所ひとつにも、季節の喜びを演出して心地のよい空間をつくり出す。最新刊は『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(弊社刊)が発売。

構成:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「春のキッチン」
四季dancyu「春のキッチン」
A4変型判(120頁)
2021年3月13日発売/1100円(税込み)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。