味噌風味のホワイトソースで食べる、春を感じるグラタンです。筍は歯ざわりを楽しむために大きめに切るのがポイント。そして香りのよい木の芽はたっぷりと使います。定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!
木の芽をホワイトソースに混ぜ込むと、ムンムンと春が立ち上る。トッピングにも使うとシャープな春の香りを楽しめる。
ゆで筍 | 2個(300g) |
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バター | 大さじ1(12g) |
★ 味噌ホワイトソース | |
・ バター | 大さじ3(36g) |
・ 薄力粉 | 大さじ3 |
・ 味噌 | 大さじ2 |
・ 牛乳 | 1と1/2カップ |
木の芽 | ひとつかみ |
筍は縦半分に切り、さらに縦4等分ぐらいのくし形に切る。木の芽は飾り用を残して包丁で細かく刻む。
鍋にバターを弱火で溶かして薄力粉を入れ、焦がさないように混ぜながら炒める。さらっとしたら牛乳を加えて泡立て器で混ぜ、味噌を加えて木ベラで混ぜ、とろみがついたら刻んだ木の芽を入れて混ぜる。
フライパンにバターを溶かし、筍を入れてさっと炒め、2に入れてひと煮する。
耐熱の器にを入れて、残しておいた木の芽を散らし、高温(230℃前後)のオーブンで、表面に焼き目がつくまで、12〜15分焼く。
料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。