ビーツは数ある根菜の中でも、特に甘味が強い野菜です。レモン汁と合わせることで、軽やかながら満足感ある前菜になります。スパイス、レモン、ハーブなど異国情緒あふれる香りの多重奏が魅力のモロッコ料理を、料理研究家の口尾麻美さんに教えてもらいました。
単品の野菜にスパイスやハーブを混ぜたサラダは前菜の定番で、なかでもビーツはよく使われる野菜のひとつ。ゆでるほかに、オーブンで焼いたり、蒸してもおいしい。
ビーツ | 1個(約250g) |
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A | |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
・ クミンパウダー | 小さじ1 |
・ にんにく | 小さじ1/2(すりおろし) |
・ レモン汁 | 大さじ1 |
・ イタリアンパセリ | 大さじ1(みじん切り) |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
ビーツは皮つきのまま鍋に入れ、水から40分~1時間ゆでる。竹串がスッと通るまでやわらかくなったら、ゆで汁ごと冷まし、皮をむいて1cmの角切りにする。
ボウルに1のビーツを入れ、Aをすべて加えてよく和える。
アパレルの仕事を経て料理の道へ。世界各国へ旅をし、インスピレーションを受けた料理をイベントや料理教室で紹介。モロッコのほか、トルコやリトアニア、台湾などをテーマにした著書がある。
文:鹿野真砂美 写真:宗田育子
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。