カリフラワーのほくっと上品な歯ざわりと、海老のゴージャスな旨味、マカロニの共演は見事です。もちろんまとめ役はホワイトソース。文句なしのおいしさです。定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!
冬が旬のカリフラワー。しっかりと締まった硬いもの、そして持ったときにずっしり重いもの、軸や葉の切り口がみずみずしいものを選ぶのがポイント。
カリフラワー | 150g |
---|---|
むき海老 | 120g |
マカロニ | 80g |
マカロニをゆでる塩 | 小さじ1 |
玉ねぎ | 小1/2個(薄切り) |
生椎茸 | 4個 |
バター | 大さじ2(24g) |
白ワイン | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
★ ホワイトソース | |
・ 牛乳 | 2カップ |
・ バター | 大さじ4(48g) |
・ 薄力粉 | 大さじ4 |
・ 塩 | 小さじ1/3~1/2 |
・ 胡椒 | 少々 |
グリュイエールチーズ | 50g (またはピザ用チーズ(すりおろす)) |
カリフラワーは小房に切り分け、さらに縦2〜4等分に切る。椎茸は軸を切って幅1cmに切る。海老はワタのあるものは取って水で洗い、水気を拭く。
マカロニは塩を加えたたっぷりの熱湯に入れ、表示時間より2〜3分前のところでカリフラワーを入れて混ぜ、さらに2〜3分ゆでてザルにあげてゆで汁をきる。
フライパンにバターを溶かして玉ねぎ、椎茸を入れ、しんなりするまで炒め、海老を加えてさっと炒める。白ワインをふり入れ、蓋をして弱火で1分ほど蒸し煮にしてを加え、塩、胡椒も加えて混ぜる。
バターで薄力粉を炒め、さらっとしたら牛乳を加えて塩、胡椒で調味し、トロリとしたらチーズの1/2量を加えて混ぜる。
3に4のソースを加えて混ぜ、耐熱の容器に移して残りのチーズをふり、高温(230℃前後)のオーブンで10〜15分焼く。
料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。