冬場に美味しくなる牡蠣と春菊は、とっても相性のいい食材なのだそう。パスタが主食のデザイナー・ハヤシコウさんに、冬に美味しいシンプルなパスタを習いました。この週末のランチにつくってみませんか?
春菊は子供のころは苦手な野菜だったけど、大人になってから好きになった食材のひとつ。この独特の苦味と旨味は、海のミネラルたっぷりの貝類と好相性なので、合わせて食べるのが特にお気に入りです。
ワインは、北イタリアはリグーリア州の、淡い色調をした赤ワイン「ロッセーゼ」とかがお薦めです。魚介に赤ワイン?って思うかもしれませんが、旨味ってサラリとした赤ワインと合うので、是非お試しを。
牡蠣以外でも、ハマグリなんかも美味しいです。そういった貝殻付きの貝を使うのなら、合わせるワインはキリリッとしたフランチャコルタがお薦め。貝を手でつまんで食べるシチュエーションがバカンスっぽいしね!
パスタ | 160g(1.45mm) |
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牡蠣 | 4個(生食用) |
春菊 | 100g |
コラトゥーラ | 小さじ1/2 |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 9g |
鍋に3Lの湯を沸かし、塩を入れる。
春菊は軸と葉に分け、4〜5cmに切る。
フライパンを中火にかけ、オリーブオイルを入れる。春菊の軸をフライパンに敷き、その上に葉をのせて、水(材料外)を少量加え、蓋をして加熱する。軸は焼いて、葉は蒸すように火を通す。
蓋を開け、春菊の軸に火が入ったら、ハンドブレンダーで撹拌する。ペースト状になるように、少しずつ水(材料外)を加え、オリーブオイル大さじ1も加える。
①の鍋にパスタを入れ、麺がくっつかないように軽くかき混ぜる。
フライパンを中火にかけ④のペーストを入れる。ゆで汁をお玉1杯加え、ペーストを緩め温める。温まったら牡蠣をのせ蓋をして火を入れる。
牡蠣の身に火が入りふっくらとしたら、牡蠣を取り出す。
⑦のフライパンにゆで上がったパスタを加え、水気が足りないようならゆで汁を足しながら和える。最後にコラトゥーラを加えひと混ぜする。
パスタを器に盛り、⑦の牡蠣をのせ、オリーブオイルを回しかけて完成。
人呼んで“日本人初のイタリア人”。イタリアを愛し、イタリアに魅せられて早28年。トスカーナ州ルッカでレストランのキッチンを、ロンバルディア州ソンドリオでレストランのサービスを、マルケ州ウルビーノで美術学校で印刷技術と広告デザインを学び、現在はデザイナーとして活躍しながら、神奈川県・小田原のイタリア料理店「クインディチ」に立つ日もある。
撮影:海老原俊之 構成:編集部