かにの旨味たっぷりのピラフとパルミジャーノチーズ入りのベシャメルソースの組み合わせが絶妙の、ちょっと贅沢なドリア。ピラフは長ねぎですっきりとした甘さと風味を出し、パセリを加えて彩りと香りをプラスします。人気料理研究家のサルボ恭子さんに、ベシャメルソースを使ったおいしいレシピを習いました。
かにの代わりにえびや帆立貝柱を使っても。ピラフとソースをそれぞれつくっておき、食べる直前に耐熱容器に入れてパン粉とバターをのせて焼くと、いつでもアツアツが食べられます。
★ かにピラフ | |
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・ 米 | 2合 |
・ 蟹 | 150g(ほぐし身) |
・ マッシュルーム | 6個 |
・ 長ねぎ | 1/2本 |
・ バター | 10g(食塩不使用) |
・ 白ワイン | 2/3カップ |
・ 塩 | 小さじ1/2(粗塩) |
・ 胡椒 | 適量 |
・ パセリ | 1~2本分(みじん切り) |
ベシャメルソース | 400g |
パルミジャーノチーズ | 20g(すりおろし) |
パン粉 | 大さじ1 |
バター | 20g |
蟹は骨があったら取り除く。マッシュルームは石突きを取って縦幅2~3mmに切る。長ねぎは5mmに切る。米はといでザルにあげ、水気をきる。
フライパンにバターを入れて弱めの中火で熱し、マッシュルームと長ねぎを入れてしんなりするまで炒め、蟹を加える。すぐに白ワインを加えてアルコール分をとばして煮詰め、火を止めて塩、胡椒をふって混ぜる。ザルにあげて具と煮汁に分ける。
炊飯器に米を入れ、2の煮汁に水を足して2合の目盛りまで注ぎ入れ、普通に炊く。炊き上がったら2の具を加え、パセリも入れ、さっくりと混ぜ合わせる。
ボウルにベシャメルソースを入れ、パルミジャーノチーズを加えて混ぜる。
1人用の耐熱容器3~4つに蟹ピラフを分けて入れ、4 のベシャメルソースをかける。パン粉をふり、バターを5mmに切って散らす。220℃のオーブンで10分、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。
老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏、ル・コルドンブルー・パリ、リッツ等の料理学校を経て「オテル・ド・クリオン」調理場へ。当時2つ星のメインダイニングのキッチンとパティスリーに勤務。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て独立。フレンチの手法を取り入れた家庭料理に定評がある。雑誌やテレビなどへのレシピ提供のほか、料理のプロとして生地の開発から参画したオリジナルエプロン「NOTRE TABLIER」のプロデュースなど精力的に活躍。
文:松原京子 写真:木村 拓
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。