鶏の旨味をまとったれんこんは、その心地よい食感も相まって、箸が止まらない美味しさになります。しみじみおいしくて、食べてほっとする「定番」の料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
鶏もも肉の脂をれんこんにからめながら炒めます。酢を加えた甘辛醤油味はさっぱりするだけでなく、味に深みが出て止まらないおいしさに。
鶏もも肉 | 1枚(250g) |
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れんこん | 1節(250g) |
赤唐辛子 | 1本(へたを切って種を取る) |
サラダ油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ2 |
★ 調味料 | |
・ みりん | 大さじ2 |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
・ 酢 | 大さじ4 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
鶏肉は室温にもどして3cm四方に切る。れんこんは皮をむいて縦半分に切り、幅1cmの半月切りにして水でさっと洗い、水気を拭く。
フライパンにサラダ油を熱して鶏肉を入れて中火で両面を焼きつけ、れんこん、赤唐辛子を加えて30秒ほど炒める。
酒をふり、調味料を加えて煮立ってきたら蓋をして弱火で10~12分煮る。汁気が残っているようであれば蓋を取って中火で煮詰めて器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。