冬の定番おかず&副菜レシピ
だしの優しい味わいでホッとする"小松菜と油揚げの卵とじ"

だしの優しい味わいでホッとする"小松菜と油揚げの卵とじ"

とろっと半熟の卵と、だしを含んだ油揚げと小松菜が合わさるとシンプルながら病みつきになる味わいになります。しみじみおいしくて、食べてほっとする「定番」の料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“小松菜と油揚げの卵とじ”のつくり方

定番×定番のホッとする献立提案です。
卵を流し入れてからは混ぜずに、半熟になるまで火を通すのがポイント。

材料材料 (2人分)

小松菜1束(200g)
油揚げ1枚
2個
だし2/3カップ
★ 調味料
・ みりん大さじ2
・ 醤油小さじ1
・ 塩小さじ1/2弱

1小松菜の下ごしらえ

小松菜は根元に十文字に切り込みを入れて水に10分ほど浸し、茎と茎の間の泥などを落とす。洗って水気をきり、長さ3~4cmに切る。油揚げは縦に半分に切り、幅1.5cmに切る。

2茎を煮る

やや大きめの鍋にだしを煮立て、調味料を加えて煮立ってきたら、油揚げ、小松菜の茎の部分を入れて混ぜ、蓋をして弱火で2~3分煮る。

3葉を煮る

中火にして小松菜の葉先を入れて混ぜ、再び煮立ってきたら蓋をして弱火で1分ほど煮る。

4仕上げ

ボウルに卵を割りほぐし、鍋の中心から外に向けて丸く円を描きながら流し入れ、中火にして半熟状になるまで煮て、器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「冬のキッチン」
四季dancyu「冬のキッチン」
A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833479493
2020年12月10日発売/1000円(税抜き)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。