マリネして焼くだけというシンプルな調理法ですが、ハーブの爽やかな香りが食欲を誘います。白ワインと合わせたい一品です。料理名を聞けば、すぐに味を思い浮かべられる安心、安定のおいしさをもった、定番おかず&副菜を大庭英子先生に教えてもらいました。
本サバとも呼ばれる真サバの旬は秋から冬。旬のサバは塩焼きや酢じめ、味噌煮と活躍します。さらにハーブとオリーブオイルでマリネした洋風のおかずをマスターしておけば完璧。ハーブの力で魚臭さはまったくありません。
塩味でスッキリ。簡単すぎるレシピだから気楽につくれるところもうれしいですね。過ごしやすくなった秋の夜、白ワインでゆっくり楽しむのもおすすめです。
サバ | 1/2尾分(180~200g) (三枚おろし) |
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塩 | 小さじ1/3 |
胡椒 | 少々 |
★ マリネ液 | |
・ にんにく | 小1片分(薄切り) |
・ 生姜 | 少々(せん切り) |
・ パセリ | 大さじ1(みじん切り) |
・ ローリエ | 小2枚 |
・ レモン | 6枚(半月切り) |
・ 白ワイン | 大さじ1 |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
★ つけ合わせ | |
・ じゃがいも | 小1個 |
・ ミニトマト | 6個 |
・ イタリアンパセリ | 適量 |
仕上げ用の塩 | 少々 |
サバは1枚を半分に切り、皮目に浅く格子の切り込みを入れる。
バットに入れて両面に塩、胡椒をふる。
マリネ液の材料を加えて全体にからめ、30分ほどおいてマリネする。
じゃがいもは皮のまま洗い、耐熱の皿にのせてふんわりラップをかけ、600Wの電子レンジで3~4分加熱して4等分に切る。ガス台のグリルを熱してサバを並べ、まわりにじゃがいもをのせて8~10分焼く。器に盛り合わせて塩をふり、ミニトマト、イタリアンパセリを添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ
この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。