ふんわりと焼き上げたオムレツをみっちりと挟んだサンドイッチです。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。
お弁当箱の中がぎっしり詰まっていると、それだけでテンションが上がるもの。ましてや升重の中にサンドイッチがきっちり並んでいる姿は、蓋をあけた瞬間に歓声が上がること間違いなし!ふんわりと焼き上げたオムレツをぎゅーっと挟む背徳感たるや(笑)。口に入れると、バターの香りとマスタードの酸味、とろとろの卵焼きが三位一体になって、思わずもう一つ、と食べ続けてしまいます。
食パン | 4枚(8枚切り、厚さ約1cm) |
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卵 | 4個(常温にもどす) |
生クリーム | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
バター | 25g |
フレンチマスタード | 少々 |
卵をボウルに割り入れてよく溶き、生クリーム、塩、胡椒を加え、よく混ぜる。
玉子焼き器を強火で熱し、弱火にしてバターを入れる。溶けたら1を流し込み、菜箸でかき混ぜながら焼く。半熟になったら二つ折りにし、隅に寄せて長方形に整える。取り出し、余熱で火を入れる。
食パンを焼き網にのせ、両面に軽く焦げ目がつくまで中火で焼く。熱いうちに2枚の片面にバター(分量外)とフレンチマスタードを薄く塗る。
粗熱が取れたオムレツを半分に切り、パン2枚で挟む。弁当箱に合わせて、2~3等分に切る。
2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。
文:藤井志織 写真:伊藤達也