食欲の秋に欠かせない肉料理
洋食の王道!"ハンバーグステーキ"

洋食の王道!"ハンバーグステーキ"

今回は牛挽き肉と豚挽き肉を5対1の割合で使ったハンバーグステーキです。アツアツ焼きたてはこの上ないおいしさ!洋食をこよなく愛する坂田阿希子さんが繰り返しつくってきた、とっておきの肉料理をご紹介します。

“ハンバーグステーキ”のつくり方

フライパンで焼き色をつけてからオーブンに入れて仕上げるスタイル。
この方法だと中までしっかり火が入り、ふっくらジューシーに焼き上がるので、焼きムラができたり中が半生だったりする心配がありません。

材料材料 (4人分)

牛挽き肉500g
豚挽き肉100g
牛脂50g
玉ねぎ小1/2個
マッシュルーム10個
生パン粉20g
10g
胡椒少々
ナツメグ少々
サラダ油適量
★ ソース
・ 赤ワイン1カップ
・ トマトケチャップ小さじ2
・ ウスターソース小さじ1
・ 醤油小さじ1
・ 塩少々
・ 黒胡椒少々
・ 水1カップ
・ バター30~40g

1玉ねぎとマッシュルームを炒める

玉ねぎはみじん切りにし、マッシュルームは石突きを取ってみじん切りにする。それぞれサラダ油小さじ1~2を熱したフライパンで、色づいてしっとりとするまで炒め、バットに広げて冷ます。

玉ねぎとマッシュルームを炒める
玉ねぎとマッシュルームはみじん切りにして炒めておく。それぞれの旨味や甘味もハンバーグのおいしさにつながる。

2挽き肉を練る

牛挽き肉、豚挽き肉、牛脂はつくる直前に冷蔵庫から出してボウルに入れ、1 、生パン粉、塩、胡椒、ナツメグを加え、粘りが出るまで手早く練り混ぜる。

挽き肉を練る
今回は牛挽き肉を多く使った、ちょっと贅沢なタイプ。牛脂を加えると旨味が増してジューシーに仕上がる。

3成形する

4等分にし、サラダ油少々を塗った手で空気を抜きながら丸く形を整える。

4焼く

フライパンをしっかりと熱してサラダ油小さじ2を入れ、3 の真ん中を少し凹ませて並べ入れる。焼き色がついたら裏返し、裏面も少し焼く。

5オーブンに入れる

ハンバーグを天板の上に移し、200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。

6ソースをつくる

4のフライパンに赤ワインを入れて鍋の焼き焦げをこそげ落としながら煮詰め、トマトケチャップ、ウスターソース、醤油、水を加えてさらに煮詰め、仕上げにバターを加えて溶かし混ぜる。

ソースをつくる
ハンバーグを焼いたフライパンでソースをつくる。鍋についた焼き焦げをこそげて旨味として使う。

7器に盛る

器にハンバーグを盛り、6のソースをかける。

完成

教える人

坂田阿希子 料理研究家

坂田阿希子 料理研究家

フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。

文:松原京子 写真:木村 拓 田村昌裕(プロフィール)

この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のキッチン
四季dancyu 秋のキッチン
家で料理をするのが、楽しみになる本

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833479097
2020年09月11日発売/1,100円(税込)
松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。