日本酒が美味しくなる秋のレシピ
〆にもつまみにもなるご飯もの"ほたてとぎんなんの玄米リゾット風"

〆にもつまみにもなるご飯もの"ほたてとぎんなんの玄米リゾット風"

玄米なので、冷めてももちもちと美味しい一品です。ついつい長くなってしまう呑みの場でも大活躍します。旬のおいしいものを日本酒と一緒に楽しみませんか?家飲みの達人稲垣知子さんに、日本酒がおいしくなる秋の献立を教わりました。

“ほたてとぎんなんの玄米リゾット風”のつくり方

玄米なのでふやけにくく、こちらも飲み始める前からつくっておける料理です。ほたての旨味が全体に行き渡り、ぎんなんを噛むとさらに味わいが強まります。ここで締めてもよし、第2ラウンドで飲み続けてもOK!

材料材料 (4人分)

玄米2膳分(約300g)(炊いたご飯)
ほたて貝柱120g(刺身用)
ぎんなん20粒
玉ねぎ1/2個
にんにく1/2片
オリーブオイル大さじ2
適量
粒黒胡椒適量

1玄米を洗う

玄米ご飯は水で洗ってからザルにあげ、しっかり水気をきっておく。

2下ごしらえ

玉ねぎ、にんにくはみじん切り、ほたては一口大に切る。

3ぎんなんを加熱する

ぎんなんは殻に割れ目を入れたら紙袋に入れ、600Wの電子レンジで30~40秒ほど加熱する。

4ぎんなんをつぶす

3の熱いうちに殻と薄皮をむき、包丁の腹などで軽く押しつぶしておく。

5ほたてとぎんなんを炒める

フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて強火にかけ、ほたてとぎんなんを炒める。ほたての表面が白くなったらぎんなんとともに一度取り出す。

6にんにくと玉ねぎを炒める

同じフライパンに残りのオリーブオイルを追加して中火に落とし、にんにくと玉ねぎを加えて透き通るまで炒める。

7玄米を加える

1を加えて全体に油が回るように炒めたら強火にし、熱湯100~200mlと塩小さじ1/2を加えて鍋底をこそげながら水分がなくなりぽってりしたリゾット状になるまで炒める。熱湯の量は玄米ご飯のかたさによって調整を。

8仕上げ

ほたてとぎんなんをフライパンに戻し、ざっくり混ぜて塩少々で味をととのえる。器に盛り、黒胡椒を挽く。

完成

教える人

稲垣知子 料理研究家

稲垣知子 料理研究家

企業役員秘書を経て現職。各地の郷土料理や食材の生産者を訪ね歩くと同時に蔵元(現在100蔵超)を回り、本格的な酒造りの仕込みに参加したり、蔵元のおつまみなどを学びつつ、食とお酒のさまざまな楽しみ方を提案している。お酒がおいしく飲める萩焼酒器のプロデュースも手がける。

文:椙下晴子 写真:田村昌裕

この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のキッチン
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家で料理をするのが、楽しみになる本

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833479097
2020年09月11日発売/1,100円(税込)