手軽につくれる自家製の肉まんは、冷凍保存も可能です。一気に蒸して、おやつや夜食用にするのもお薦めです。せいろを使ったほかほか蒸し料理を料理研究家の大庭英子さんに教わります。
粗く切った肉でつくるから、迫力のある食感です。ベーキングパウダーの利用で手軽につくります。冷凍保存も可能だからたくさん蒸して、秋の夜長のお供にもおすすめです。
★ 生地 | |
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・ 薄力粉 | 200g |
・ ベーキングパウダー | 大さじ1 |
・ 卵白 | 1個分 |
・ 水 | 1/3カップ |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
・ 塩 | 少々 |
★ あん | |
・ 豚バラ肉 | 200g(または肩ロース肉、塊) |
・ 干し椎茸 | 3枚(もどしたもの) |
・ ゆでたけのこ | 40g |
・ 長ねぎ | 大さじ2(みじん切り) |
・ 生姜 | 小さじ1(みじん切り) |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 黒酢 | 小さじ1 |
・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
・ 甜麺醤 | 大さじ2/3 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ 胡麻油 | 小さじ1 |
・ 片栗粉 | 大さじ2 |
豚肉は6~8mm角に切る。椎茸、たけのこはともに6mm角に切る。あんの材料をすべて入れ、手でよく混ぜる。
大きめのボウルに薄力粉、ベーキングパウダーを入れ、泡立て器で粉が均等になるように全体をよく混ぜる。
別のボウルに卵白、水、砂糖、塩を入れて混ぜ(A)、様子をみながら②に加える。
水分がなじんだら、適宜Aを足しながら混ぜる。
ややまとまってきたら、手で混ぜる。
生地をボウルに押しつけるようにしながら手でこねる。
表面がつるんとしてなめらかになればOK。
丸く形づくってボウルに入れ、ラップをかけて10~20分おき、生地をねかせる。
打ち粉(分量外)をしたまな板や台の上にのせ、棒状にして8等分に切る。
切り口を内側にひっぱりながら丸く形づくる。
両手で転がして、形を整える。
手で押さえて平らにする。
めん棒で周囲を少しのばしながら円形にする。
あんを中央にのせる。
生地をひっぱって中央にもってきて、ひだをつくりながら皮をつけ、包んでいく。
中央をしっかり押さえてすべてのひだをくっつけ、布巾を敷いたバットにのせ、残りも同様に包む。せいろに水で濡らしてかたく絞った蒸し布を敷き、4個ずつ間隔をあけて並べ、2段にして蓋をする。途中、上下を替えながら、強火で15~20分蒸す。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「秋の台所。」に掲載したものです。