クラフティとはカスタード生地にフルーツを入れて焼いたフランスのお菓子です。秋に収穫を迎える洋梨でつくります。ぐるぐる混ぜるだけの生地だから、とても手軽につくることができます。実りの秋です!旬の食材の風味を大切にした、季節の料理を料理研究家の植松良枝さんに習いました。
洋梨のコンポートは1週間ほど冷蔵保存可能です。そのままでも、ホイップクリームやヨーグルトと合わせて食べるのもお薦めです。
★ 洋梨のコンポート | (つくりやすい分量) |
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・ 洋梨 | 3~4個 |
・ グラニュー糖 | 1と1/2カップ |
・ 水 | 3カップ |
・ レモン汁 | 大さじ2 |
★ 生地 | |
・ 卵 | 2個 |
・ グラニュー糖 | 50g |
・ 薄力粉 | 大さじ1と1/2 |
・ 生クリーム | 1/2カップ(100ml) |
・ コアントロー | 小さじ2 |
粉糖 | 適宜(好みで) |
洋梨は縦半分に切って皮をむく。洋梨がきっちり入る鍋に水とグラニュー糖を入れて中火にかけ、グラニュー糖が溶けたら洋梨とレモン汁を加え、キッチンペーパーなどで落とし蓋をして弱火で30分煮てそのまま冷ます。
オーブンを170℃に予熱しておく。耐熱容器の内側にバター(分量外)を薄く塗っておく。
洋梨のコンポート1と1/2~2個の汁気をきってスプーンで芯をくりぬき、厚さ5mmに切り、少しずつずらしながら耐熱容器に広げる。
ボウルに卵を溶きほぐし、グラニュー糖を加えてすり混ぜ、薄力粉も加えてなじませる。生クリームとコアントローを加えてなめらかになるまで混ぜ合わせる。
2に生地を流し入れ、170℃のオーブンで25分ほど焼く。好みで粉糖をかける。
季節の移ろいを愛してやまない料理研究家。人気の料理教室「日々の飯」主宰。料理だけではなく毎日の生活にも季節の彩りを添え、暦や月の満ち欠けも生活の節目として大切に考える。1歳半を迎える子供の離乳食にも季節を映すことを忘れず、家族で季節ごとの喜びを分かち合っている。
このレシピは四季dancyu「秋の台所。」に掲載されたものです。
文:中村裕子 撮影:野口健志