梅干しが入ることで、香りのよい酸味がプラスされ、味がグッと深まります。実りの秋です!旬の食材の風味を大切にした、季節の料理を料理研究家の植松良枝さんに習いました。
里芋がきっちり入るような小ぶりな鍋を使うのがポイントです。里芋はキッチンペーパーで表面を拭く程度の下処理でOK。ほどよいとろみが出てこっくり仕上がります。
里芋 | 6~8個 |
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梅干し | 2個(大) |
大根おろし | 約1カップ(7~8cm分) |
だし汁 | 450ml |
★ 調味料 | |
・ 酒 | 大さじ1と1/2 |
・ 淡口醤油 | 大さじ1と1/2 |
里芋は皮をむき、特に大きいものは半分に切って大きさを揃える。梅干しは実から種をはずし、包丁で粗く刻む。
鍋にだし汁を煮立て、里芋の表面を湿ったキッチンペ ーパーで拭きながら入れる。調味料を加え、蓋をして里芋がやわらかくなるまで弱火で煮る。
軽く水気を絞った大根おろしと梅干しを入れ、2~3分煮てなじませる。
季節の移ろいを愛してやまない料理研究家。人気の料理教室「日々の飯」主宰。料理だけではなく毎日の生活にも季節の彩りを添え、暦や月の満ち欠けも生活の節目として大切に考える。1歳半を迎える子供の離乳食にも季節を映すことを忘れず、家族で季節ごとの喜びを分かち合っている。
このレシピは四季dancyu「秋の台所。」に掲載されたものです。
文:中村裕子 撮影:野口健志