たまごを加えることで、柔らかな味わいになり、とうもろこしの甘味がより引き立ちます。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。
とうもろこし | 200g(実のみ) |
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卵 | 1個 |
鶏がらスープ | 400ml |
A | |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 米酢 | 小さじ1/4 |
・ 塩 | 小さじ2/3 |
・ 白胡椒 | 少々 |
・ 砂糖 | ひとつまみ(粗糖) |
生クリーム | 大さじ1 |
片栗粉 | 小さじ1 |
香味オイル | 少々(*) |
*香味オイルは、植物油(菜種油など)に長ねぎの青い部分と玉ねぎの薄切り、紹興酒(各適量)を加えて10分ほど漬け、水気をきった干し海老適量を入れて弱火にかけ、ねぎ類がきつね色になったらザルでこす。香りがよく、中華風の料理にはなんにでも使えます。
片栗粉は水小さじ2で溶いておく。卵はボウルに割り入れ、白身のコシがなくなるまでよく混ぜておく。
とうもろこしは半量をフードプロセッサーにかけ、鶏がらスープを少しずつ加えながら撹拌する。
2を鍋に移し、残りのとうもろこしを加えて中火にかけ、沸騰したらAを加え、弱火にして5分煮る。生クリームを加えて軽く混ぜ、火を止める。
1の水溶き片栗粉をかき混ぜながら2回に分けて加え、全体を混ぜてとろみをつける。中火にかけ、 20~30秒したら火を止める。
1の溶き卵を茶こしでこしながら流し入れる。鍋を弱火にかけ、卵にほんのり火が通ったら火を止める。味をみて必要なら塩、胡椒(各分量外)でととのえる。器に盛り、香味オイルをかける。
2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。
文:藤井志織 写真:伊藤達也