甘酒で栄養補給!
優しい自然な甘味を堪能する"甘酒ミルク寒天とすいか"

優しい自然な甘味を堪能する"甘酒ミルク寒天とすいか"

冬のイメージがある甘酒ですが、実は栄養豊富で夏バテ防止にぴったりなアイテムなのです。料理研究家の植松良枝さんに酷暑を乗り切る甘酒レシピを教えてもらいました。

夏バテには甘酒!

甘酒には2種類あり、米麹を発酵させてつくるアルコール分がない米麹甘酒と、酒粕でつくられるアルコール分のある酒粕甘酒があります。夏におすすめしたいのは前者。
甘酒というと冬のイメージを抱く方も多いかと思いますが、俳句の世界では夏の季語として使われます。また、江戸時代には、天秤棒を担いで甘酒を売り歩く甘酒屋は夏の風物詩でもあり、夏バテの特効薬としてよく飲まれていたといわれています。古人の知恵は素晴らしく、事実、甘酒は栄養豊富。含まれているオリゴ糖は腸内環境を整えてくれるし、ビタミンB群が豊富で栄養分の消化吸収を助けてくれます。「飲む点滴」といわれることが、見事に実証されているのです。
夏こそ甘酒。うだるような暑さ対策だけではなく、クーラーによる冷え対策としてもどんどん体に摂り入れていきたいですね。

“甘酒ミルク寒天とすいか”のつくり方

材料材料 (13×13×4.5cmの型1台分)

★ 甘酒ミルク寒天
・ 甘酒300ml
・ 牛乳300ml
・ 粉寒天1袋(4g)
すいか適量
甘酒適量

1下準備

型の内側を水でさっと濡らし、水気をきっておく。

2混ぜ合わせる

鍋に甘酒、牛乳を入れ、その一部を容器に取り出し、しっかりと混ぜ合わせて粉寒天を加え、よく混ぜて鍋に戻す。

3煮る

鍋を中火にかけ、煮立ってきたら吹きこぼれないようごく弱火にして、2~3分煮たら型に流し入れる。

4冷やす

粗熱を取って冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。

5カットする

甘酒ミルク寒天をサイコロ状に切り、すいかは皮と種を取り除き、食べやすく切る。

6仕上げ

甘酒に5を入れてなじませ、器に盛って甘酒をかける。甘酒ミルク寒天50g、すいか正味30g、甘酒80~100mlが1人分の目安。

完成
砂糖は使わずに甘酒の甘味だけ。旬のすいかのフレッシュな甘味と麹の甘味はベストマッチ。甘酒はミルク寒天に、シロップに、と大活躍です。

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯まま事ごと」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。

構成:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 夏のキッチン
四季dancyu 夏のキッチン
A4変型 判( 120 頁)
2020年06月11日発売 / 1,100円(税込)
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中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。