中華鍋でつくるダイナミック料理
ハーブの香りが立ち昇る"ミニトマトの挽き肉炒め"

ハーブの香りが立ち昇る"ミニトマトの挽き肉炒め"

味わいと食感を気軽にアップしてくれる魅惑の食材“挽き肉”。今回はそんな挽き肉を使ったイタリアンなひと皿をご紹介します。中華鍋は炒める、揚げるはお手のもの、加えて燻(いぶ)すもできる万能調理器具!そんな中華鍋だからつくれるダイナミックな料理を、料理研究家の大庭英子さんに習いました。

“ミニトマトの挽き肉炒め”のつくり方

中華味もいいけれどイタリアンテイストもおすすめです。
バジルやミントなど、好みのハーブで香りづけ。パルミジャーノチーズはたっぷりがおすすめです。

挽き肉の炒め方

鍋肌の曲線を利用して、レードルの底を挽き肉に押しつけながら火を通します。レードルの底で中華鍋に押しつけては全体を返し、を繰り返しながら炒めると、挽き肉全体にムラなく火が通るから、驚くほどポロポロの仕上がりに。口の中でもボソボソしない、きめの細かい挽き肉炒めに驚くはず。

挽き肉の炒め方

材料材料 (2人分)

ミニトマト200g(赤)
ミニトマト100g(黄)
合挽き肉150g
生バジル適量
イタリアンパセリ適量
にんにく小さじ1/2(みじん切り)
オリーブオイル大さじ1/2
白ワイン大さじ1
小さじ1/4
胡椒少々
パルミジャーノチーズ大さじ2

1下ごしらえ

ミニトマトはへたを取り、さっと洗って水気を拭く。

2挽き肉を炒める

中華鍋にオリーブオイルを中火で熱して挽き肉を入れ、レードルの底で中華鍋に押しつけるようにしては返し、を繰り返しながら炒める。

3にんにくを加える

ポロポロになったら、にんにくを加えて香りよく炒める。

4仕上げ

ミニトマトを加えて中火で炒め、皮がはじけたらバジル、イタリアンパセリを加えて炒め、白ワインをふり、塩、胡椒で調味して器に盛り、パルミジャーノチーズをふる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「夏の台所。」
四季dancyu「夏の台所。」
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833477925
2019年06月13日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。