アボカドのクリーミーさとトマトのフレッシュ感、そこにアンチョビの塩味が加わると、病みつきになる味わいに。爽やかなハーブや刺激のあるスパイスと出合うことで、マイルドでクリーミーなアボカドの魅力がアップ。インド・スパイス料理研究家の香取薫さんに、本格的なインド料理のテクニックから和のハーブを使った独創的な料理まで、酒を呼ぶ色鮮やかなスナックのつくり方を教わりました。
南仏のミックススパイスをからめただけでアボカドもトマトも高級感ある味わいに。ターメリックは味のまとめ役。アンチョビの塩辛い旨味や白胡椒の香りも調和した風味豊かなおいしさ。
ややかためのアボカド | 1個 |
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ミニトマト | 6個 |
赤唐辛子 | 1本 |
A | |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
・ アンチョビ | 4切れ |
・ にんにく | 小さじ1/4(みじん切り) |
ターメリック | 小さじ1/6 |
エルブドプロバンス* | 小さじ1強 |
白胡椒 | 小さじ1/4 |
*数種のハーブをミックスした調味料
アボカドは果肉をスプーンで丸くくりぬく。ミニトマトはへたを取る。赤唐辛子は縦に切り目を入れる。
小さめのフライパンに赤唐辛子とAを入れて中火にかける。アンチョビが跳ねてきたらターメリックとエルブドプロバンス(数種類のハーブミックス)を入れ、弱火にする。
油がなじんだら、ミニトマトを加えてヘラで転がす。トマトの皮が破け始めたらアボカドを加える。火が通ったら、白胡椒を加え混ぜる。
長年インドへ赴き、現地の主婦たちから家庭料理を習得。日本人に合わせたスパイス使いが得意で、料理教室などで本場の技を伝授。伝承医学・アーユルヴェーダにも精通する。『薫るスパイスレシピ』(山と渓谷社)など著書多数。
文:安井洋子 写真:竹之内祐幸
※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。