酒を呼ぶアボカドスナック
クミンの香りが食欲をそそる"アボカドと長いもの青じそ包み揚げ"

クミンの香りが食欲をそそる"アボカドと長いもの青じそ包み揚げ"

さっと揚げることで、大葉とクミンの香りが引き立ちます。食欲をそそる香りをぜひ楽しんでください!爽やかなハーブや刺激のあるスパイスと出合うことで、マイルドでクリーミーなアボカドの魅力がアップ。インド・スパイス料理研究家の香取薫さんに、本格的なインド料理のテクニックから和のハーブを使った独創的な料理まで、酒を呼ぶ色鮮やかなスナックのつくり方を教わりました。

“アボカドと長いもの青じそ包み揚げ”のつくり方

青じそに白だし。和の要素満載だが、クミン塩をつけて食べると一気にエキゾチックな香りに包まれる。ねっとりしたアボカドの舌ざわりもたまらない。

材料材料 (2人分)

アボカド1個
長いも80g
青じそ12枚
白だし小さじ1/2
揚げ油適量
クミン塩適量
★ 【クミン塩の材料】
・ クミンシード大さじ1
・ 塩小さじ1/2

1クミン塩をつくる

フライパンにクミンシードを入れて中火にかけ、乾煎りする。香りが出てきたら弱火にして、こんがりしたらOK。まな板の上に広げてめん棒で粗くつぶし、塩を混ぜる。

クミン塩をつくる
クミンシードはそのままではなく、加熱して香りを引き出して使うのがベスト。焦がさないように乾煎りし、粗挽きする。クミン塩はサラダや焼き野菜、グリルした肉などにかけても美味。

2下ごしらえ

アボカドは縦半割りにして種を除き、果肉をボウルに入れて粗くつぶす。

3長いもをすりおろす

長いもは皮をむいてすりおろす。

4混ぜ合わせる

2、3、白だしを混ぜる。

5揚げる

青じその裏側に4をひとさじ分のせて二つ折りにし、180℃に熱した油で揚げる。

揚げる
たねがやわらかすぎると扱いづらいので、アボカドは粗くつぶすくらいがちょうどいい。青じそで包んだら揚げ油へ投入。アボカドも長いもも生で食べられるのでさっと揚げるだけで大丈夫。

6仕上げ

クミン塩をつけていただく。

完成

教える人

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

長年インドへ赴き、現地の主婦たちから家庭料理を習得。日本人に合わせたスパイス使いが得意で、料理教室などで本場の技を伝授。伝承医学・アーユルヴェーダにも精通する。『薫るスパイスレシピ』(山と渓谷社)など著書多数。

文:安井洋子 写真:竹之内祐幸

※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。

使えるdancyuアボカド
使えるdancyuアボカド
A4変型 判( 88 頁)
ISBN: 9784833479349
2020年11月16日発売 / 880円(税込)
安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。