海老とアボカドの相性の良さは目を見張るものがありますが、そこにレモングラスの香りを足しました。濃厚な旨味と爽やかな香りが楽しめる一皿です。浅草の観音裏にあるマイクロビストロ、「ペタンク」の山田シェフにワインに合うアボカド料理をリクエスト。ぜひおいしくワインを飲みたい日につくってみてください。
海老とアボカドの黄金コンビも、アジアな風味をプラスするとまた新鮮な味わい!アボカドにもソースをたっぷりとからめてどうぞ。レモングラスオイルもトマトドレッシングも、仕込んでおけばすぐにつくれるので、おもてなしにも。
アボカド | 1個 |
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海老 | 4尾(ブラックタイガー) |
レモングラスオイル | 大さじ1(下記参照) |
トマトドレッシング | 20g(下記参照) |
塩 | 適量 |
植物油 | 少々(ひまわり油など) |
バター | 少々(食塩不使用) |
ブランデー | 適宜 |
★ トマトドレッシング | |
A | |
・ トマトケチャップ | 75g |
・ 玉ねぎ | 25g(ざく切り) |
・ にんにく | 小1片(芯を取る) |
・ はちみつ | 20g |
・ ディジョンマスタード | 20g(粒なし) |
・ 白ワインビネガー | 75mL |
・ 白胡椒 | 適量 |
オリーブオイル | 100mL |
植物油 | 100mL(ひまわり油など) |
★ レモングラスオイル | |
レモングラス | 1本分(みじん切り) |
にんにく | 1片分(みじん切り) |
植物油 | 大さじ2(ひまわり油など) |
海老は殻をむいて背ワタを取り、縦に半割りにして軽く塩をふる。フライパンに植物油とバターを入れて中火にかけ、海老を入れてソテーする。ブランデーがあれば仕上げに入れてフランベすると甘い香りがつく。
ミキサーにトマトドレッシングのAの材料をすべて入れ、なめらかなペースト状にしたところへ、油2 種を少しずつ注ぎながら撹拌し、乳化させる。冷蔵庫で1週間ほど保存可能。そのまま野菜のドレッシングに、肉や魚のソースにも使える。
ボウルにレモングラスとにんにくを入れる。小さなフライパンに植物油を入れて煙が出るまで熱し、ボウルにジャッと入れてよく混ぜる。冷蔵庫で1週間ほど保存ができるので、残りはチャーハンやドレッシング、醤油と合わせて刺身のたれなどに。
アボカドは縦半分に割り、種を取って器にのせ、くぼみに2の海老をのせる。
フレンチのテクニックをベースに、アジアの食材や調味料などを組み合わせた、ひとひねりあるひと皿が山田さんの真骨頂。ナチュラルワインとともに味わいたい。
文:鹿野真砂美 写真:山田 薫
※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。