森のバターと言われるほど油分が高いアボカドですが、それをさらにバターで焼くという、禁断の一皿。その甘じょっぱい味わいとまろやかなコクがワインに合います。浅草の観音裏にあるマイクロビストロ、「ペタンク」の山田シェフにワインに合うアボカド料理をリクエスト。ぜひおいしくワインを飲みたい日につくってみてください。
ありそうでなかなかなかった、アボカドのソテー。森のバターをバターで焼くという禁断の一手に添えるのは、カリカリのナッツとメープルシロップ。食べると意外やさっぱりとしていて、甘じょっぱさにワインがすすむこと請け合い。
アボカド | 1個 |
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ミックスナッツ | 50g(素焼きのもの) |
メープルシロップ | 適量 |
バター | 15g(食塩不使用) |
植物油 | 大さじ1(ひまわり油など) |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
ミックスナッツは粗く砕き、軽く塩をふっておく。塩味がついているものを使う場合はそのままでよい。アボカドは種と皮を取り除いて4つ割りにする。
フライパンに植物油を入れて弱めの中火にかけ、アボカドを焼く。断面と側面を順に焼き、全体に焼き色がついたらバターを入れてしっかりとからめる。仕上げに塩、胡椒をふって器に盛る。香ばしくなったバターも残さずアボカドにかける。
アボカドの上にミックスナッツを散らし、メープルシロップを回しかける。
フレンチのテクニックをベースに、アジアの食材や調味料などを組み合わせた、ひとひねりあるひと皿が山田さんの真骨頂。ナチュラルワインとともに味わいたい。
文:鹿野真砂美 写真:山田 薫
※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。