最近、オレンジワインで話題のジョージアのスパイス香るエキゾチックな前菜です。「現地に行って、自分の目で見て味わいたい!」好奇心をかき立てられた荻野さんが、ロシアで教わった家庭料理をご紹介します。
グルジア(現ジョージア)の料理で、イランに近い土地柄、スパイス使いも多様です。サフランやフェネグリークにはちみつの甘味や香菜の香りが混ざってエキゾチック。赤いんげん豆の代わりにさやいんげんでつくっても。
赤いんげん豆*1 | 1カップ(水煮) |
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玉ねぎ | 1/4個分(みじん切り) |
にんにく | 1片分(すりおろし) |
クルミ | 50g(から炒りしたもの) |
サフラン | ひとつまみ |
フェネグリーク | 小さじ1/4 |
はちみつ | 少量 |
酢 | 大さじ1と1/2 |
塩 | 小さじ1 |
胡椒 | 適量 |
香菜*2 | 3~4枝分(粗みじん) |
*1 赤いんげん豆(レッドキドニー、金時豆、うずら豆)は、水煮のパックや缶詰を使用する場合は、塩味がついているので調味料の塩は控えめに。乾燥豆をゆでる場合は、ぬるま湯に数時間つけてもどし、塩少量を入れてやわらかくなるまでゆでる。
*2 香菜のほかに、青じそやわけぎを刻んで入れてもよい。
すりばちにクルミを入れ、よくすりつぶす。その他の材料をすべて入れて和える。和え衣がかたい場合は水少々を入れてゆるめるといい。
器に盛り、香菜(分量外)を好みで散らす。
サロン・ド・キュイジーヌ主宰。世界各国の郷土料理を実際に現地で食べ、つくり、体験するのがライフワーク。特にロシア料理、食文化に造詣が深い。テレビ出演や著書も多数。
文:鹿野真砂美 写真:宗田育子
この記事は「四季dancyu 冬の台所」に掲載したものです。